【ばらまき用】オーストリアのスーパーで買えるお土産用お菓子ブランド
海外旅行には欠かせない大事な予定の一つお土産選び。
特に、学校や会社で大勢の人に配るばらまき用は配る人数に加えコスパや重さも踏まえて選ぶ必要があり、簡単な様で意外と時間がかかる旅行の醍醐味の一つです。
ここではオーストリアで買えるばらまき用のお土産ブランドをご紹介していきます。
ばらまき用なので、ザッハトルテ・クグロフ等の1,000円以上するようなお菓子・スイーツ等は選定から除外しています。
1つ大事な注意点が、オーストリアに限らずヨーロッパの国々では自国以外の近隣国出身のブランドが出している生活用品や食べ物もかなり頻繁に見るということ。
つまり、よくスーパーで見かけるからとたまたま買ったお土産が実は他の国のブランドだった、なんてのはよくあるということです。
とは言え日本では見かけないものには変わりないので、あまり細かいことは気にせず美味しいものを配るのも全然アリだと思います。
そのためここではオーストリア以外の有名ブランドも含め、スーパーで手軽に買えることを基準にばらまき用お土産にしやすいものを選別しています。
モーツァルトクーゲル
Mozartkugel(n)
言わずと知れたオーストリア名物。
ピスタチオ風味のマジパンをコーティングしたチョコボールを、有名な作曲家モーツァルトが描かれたパッケージでラッピングしてあるものです。
有名故に色々な企業から違う味のモーツァルトクーゲルが多数発売されており、街中でふと見かけたものが元祖なのかどうか見分けるのはなかなか難しいですが、パッケージの裏面にある販売者で判別が可能。
ザルツブルクのグレーディヒに拠点を置くミラベル社(Mirabell)が「真のザルツブルク・モーツァルトクーゲルン(Echte Salzburger Mozartkugeln)」、ドイツのミュンヘンに拠点を置くレーバー社(Reber)が「真のレーバー・モーツァルトクーゲルン(Echte Reber Mozart-Kugeln)」を売るもっとも有名なブランドと言えます。
しかしこれは単に商標名の問題なので、上述以外の企業が出すモーツァルトクーゲルが別にパチモンというわけではありません。
それぞれ味も形も異なるため、人によってはこっちの方が好きなんてことも。
このお菓子、お土産屋さんでしか買えない印象がありますが、実はBillaやHofer・Lidl等多くのスーパーでも売っているので元祖とかそこまで気にならないようでしたらスーパーで買う方が安く上がります。
ちなみに、本来の元祖菓子職人のパウル・フュルストの会社(Konditorei Fürst)が全て手作りで売っているものが唯一の「オリジナル・ザルツブルグ・モーツァルトクーゲルン(Original Salzburger Mozartkugeln)」ですが、こちらはネット販売からしか買うことが出来ません。
マナー
こちらもかなり有名なお菓子メーカー。
首都ウィーンの中心部シュテファン寺院のすぐ隣に可愛らしいピンクの本店が並んでいるため、自然と知る機会の多いウエハースで有名なオーストリアブランドです。
こちらも実はスーパーで普通に買うことが出来ます。
なんならタイミングが良ければスーパーで買う方が安いので、本店でしか買えないようなグッズ以外であれば近場で買う方が荷物にならないしおすすめです。
ウエハース以外にもチョコレートやクッキーなどを売っていますが、知名度の意味でもトランクの重さの意味でもウエハースが一番選びやすいかもしれません。
スーパーでなら、4パックセットで1つ当たり70セントほどで買えることもザラにあります。
クレバー
Billa系列のオリジナルブランド。
お菓子専門ブランドというわけではなく食品から洗剤まで色々扱っているのですが、コスパと種類の豊富さで言えばかなりポイントが高いブランドです。
おすすめはミニチョコレートバー。個別包装になっているのでばらまきにも最適です。
また、1,39ユーロ程しますが「clever SOFT CAKE」もおすすめ。オレンジマーマレードとチョコレートがコーティングされているソフトクッキーで、好きな人なら1箱ペロです。
注意点はBilla系列のお店でしか売っていないこと。
もう1つの大手スーパー「spar」系列等では一切売っていないので注意。
ヤー!ナトゥアリッヒ
cleverと同じくBilla系列のオリジナルブランド。
コスパ重視のクレバーと違い、オーガニック(有機農業)食品のみを扱う少し高めなブランドです。
特に野菜などの生鮮食品が多めのブランドですが、オーガニックのお菓子も扱っています。
おすすめは殻付きピーナッツ。150gの袋で1,39ユーロ程なのでそこまでトランクも圧迫しないと思います。
あとオーガニックカカオのチョコレートシリーズもありますが、1枚2ユーロくらいするのでコスパはさほどです。
他にもかぼちゃの種やミューズリーバー等が売っているので、渡す相手がお酒のおつまみとか好きならアリかもしれません。
同じくBilla系列のお店でしか売っていないので注意。
S バジェット
Billaと双璧をなすオーストリアの大手スーパー「SPAR」系列のオリジナルブランド。
SPAR全体に言えることですが、価格と品質両方のバランスが取れているのが特徴です。
ばらまき用に個別包装されているものも比較的多く、80gパック×3で1ユーロ程のウエハース、25gパック×10で2,20ユーロ程のミニウエハース、40gパック×3で1ユーロ程のチョコレートバー等が軽くてコスパも良いです。
板チョコは多くが1,60~2ユーロ程とあまりコスパがよくありませんが上述の通り味のクオリティも高い他、非常にコスパの良い1枚100gで59セントのミルクチョコレートも売っています。
ソレッティ
オーストリアのKellyが展開する有名菓子ブランド。
オーストリアへの飛行機内でもよく出るお菓子で、行きはかなりしょっぱいと感じるのに帰りは普通に感じる、自分の味覚の変化に驚かされたという経験をお持ちの方も多いと言われる薄くない塩味のプレッツェルスナックです。
なかなかの塩梅がクセになる、お酒のおつまみにも合う等日本でも高評価が多く、個別包装の250gパックでも2,50ユーロ前後でスーパーで買えるので、コスパが非常に良いとまではいきませんが相手の好みをあまり気にしなくても良いためばらまきには最適なブランドの一つです。
ゾッター
オーストリア・グラーツに拠点を置くチョコレートメーカー。
板チョコやチョコレートバー等が特に有名です。
70gほどで4ユーロ前後とばらまくには高めですが、なかなかの食べ応えとヨーロピアンでエレガントなパッケージから、少し高めのお土産として重宝します。
お土産店の他、各美術館付近のお店、ウィーンのナッシュマルクトや拠点グラーツのファクトリー、SPAR系列のスーパーでも買うことが出来ます。
テミズカン
Temizkan
オーストリア・ウィーンの郊外に拠点を置くベーカリーが出すクッキーブランド。
1パックが非常に大きく300g~500gとかさばる上価格も最低5ユーロ以上と単価は高いです。
しかし素朴なサクサク感とバリエーションが豊富なアソート形式のボックスになっているので「みんなで食べてね」と広げるような場合には非常に重宝する、オーストリアでも昔から大手と渡り合ってきた隠れ名ブランドです。
リンツ
スイスの有名チョコレートブランド。
特にカカオ○○%のチョコは日本でもよく見るのでご存じの方も多いはず。
「でもこれ高いじゃん…」と思われるかもしれませんが、実はスイスの隣国であるがゆえに商品の種類が多い上、オーストリアでの販売価格は約2ユーロ程と日本よりかなり安いという違いがあります。
それでも他のチョコレートブランドよりは多少高めですが、数人~十人程度に配るのであれば十分予算圏内に収まることも多いはず。
オーストリアブランドではありませんが、なによりリンツのチョコをばらまけるというのはかなり魅力的ですよね。
ミルカ
こちらもスイスの有名なチョコレートブランド。
紫色のパッケージと牛の絵柄が目印です。
オーストリア発ではないですが、国内のスーパーで見つけられないことはほぼないくらい人気のあるチョコレートで、価格も板チョコ1枚1ユーロ前後とコスパも安定してるのでばらまきやすいです。
チョコレート以外にもクッキーやチョコレートクリーム等バリエーションも豊富なのですが、唯一欠点としてはビター系の味が非常に少ないことが挙げられます。
無いわけではないのですが、探しても「Dark Milk」の様な微妙に甘めのものしか見つかりません。
渡す相手の好みがビター好きと分かっている場合は注意。
リッタースポーツ
ドイツの有名なチョコレートブランド。
特徴的な四角いパッケージは日本のスーパー等でもよく見かけるブランド故に物珍しさには欠けますが、Lindt同様オーストリアが隣国(ドイツ)ゆえに非常に安く買うことが出来ます。
日本ではネット販売でも1つ300円以上することが多いですが、オーストリアのスーパーではセールで99セントなんてことも多々あります。
正方形1つ100gですのでトランクでかさばることもなく重くもないバランスの取れたばらまき用チョコレートの一つ。
バールセン
ドイツの焼き菓子ブランド。
オーストリアで一番よく見かける商品は黄色い箱が目印の「Leibniz」シリーズです。
サクサクとした食感・素朴な味わいから無限に食べ続けられるクッキーが魅力。
個別包装のタイプはなく1パック125g~200gで約1,70ユーロとコスパもさほどですが、大袋を分けてばらまける場合には非常に軽さがメリットになるお土産です。
ミカド
まさかの日本ブランドグリコ。
名前は違っても日本人なら一目で分かるポッキーのヨーロッパ版です。
「Pocky」という単語があまりよろしくないため名称を変えて売っている経緯があります。
何といっても「これポッキーじゃん!」というツッコミと共に、嫌いな人もほとんどいないという安全牌のばらまきに向いています。
ただし、1箱2,30ユーロと我々日本人からするとかなり高い部類に入るのであまり大勢に配るのには向いていないかもしれません。
メルシー
ドイツの菓子メーカーStorckが展開するチョコレートブランド。フランスじゃないのがミソ。
価格は高めですが、その真っ白なパッケージは日本でも見かけることがある有名ブランドです。
オーストリアのスーパーでも板チョコ1枚1,7ユーロ前後、個別包装のアソートだと250gで3,50ユーロと比較的高めなお値段ですが、味のバリエーションが豊富でアソートは配りやすいためちょっと高級感を出したいばらまきには最適です。
アルナトゥーラ
ドイツのオーガニックスーパーマーケットのブランド。
特に板チョコレートがオーストリアでもよく見かけるもので、カカオ○○%のビター系やココナッツ味、ビーガン用等少し趣向を変えた味のものが多いです。
比較的コスパ・重さの面でバランスが良いものとしてグリッシーニ(スティック状のクラッカー)やチーズクラッカー等が1,50ユーロ前後で買うことが出来ます。
フェレロ
イタリアのチョコレート系ブランド。
ヌテラ(Nutella)クリームやキンダーサプライズ(Kinder Surprise)、ロシェ(FERRERO ROCHER)が非常に有名です。
美味しいし有名なのですが、最大の欠点は有名すぎて日本でも買えちゃうこと。
敢えて選ぶとすれば、コスパも良く日本ではあまり見ない「bueno」シリーズ等がおすすめです。
夏シーズンなら気温にも注意
海外旅行のお土産という性質上、日持ちのしない生クリーム系のお菓子等は賞味期限(mindestens haltbar)にも注意が必要です。
また、オーストリアは日本に比べ湿度が低い気候ではあるものの、気温の高い6月~9月頃での持ち運びにはチョコレートが溶けやすい・腐りやすい等気を付ける点もあるため、なるべく水分が少ないクッキーやスナックを選ぶ等の配慮も必要ですね。
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