長く使っていると、身の回りのものって必ず劣化したり壊れてきますよね。
安く買い替えが利くものならまだしも、ブランドの高価なバッグやPC・ハリボーゴールドベアーのぬいぐるみ等容易に代わりを用意するのが難しいものは、何とかして直したいものです。
以前、コロナの影響で大打撃を受けた飲食業界を復活させるため、ウィーンでは「Wiener Gastro-Gutscheine」を市内の全世帯に配りましたが、今回、リサイクル管理・資源保護等を促進するためのプログラムとして「Wiener Reparaturbon」というものが発行されることになりました。
結構ニュースもやっているのでご存知の方も多いと思いますが、簡単に説明するとモノの修理費用の半分を市が負担してくれる、という普通にかなり太っ腹な嬉しいサービスです。(上限有り)
なんの修理が対象なの?
https://mein.wien.gv.at/wienerreparaturbon/
冷蔵庫等の家庭用電化製品、スマホやPC・コピー機等のIT製品、自転車等スポーツ用品、衣類、窓、時計、革小物、ストーブ、アイロン、浴槽等々例を挙げればキリがありませんが、まぁつまりなんでも、は言いすぎですがほぼなんでもです。
ただしこのプログラムに参加している修理業者(2020年10月時点で42業者が参加)に限られるため、上記サイトで「Hier können Sie Ihren Wiener Reparaturbon einlösen」から「alle teilnehmenden Betriebe anzeigen」をクリックであらかじめ確認しておく必要はあります。
どうやって利用するの?
まず上記サイトの「Hier Ihren Wiener Reparaturbon anfordern」からアカウント登録が必須になります。最初はメールアドレス登録でその後住所やSMSで送られてくるPINコードの入力が必要。
登録後バウチャーの申請が出来ますのでそれを実際に店舗に印刷なりスマホで見せるだけで、割り引かれた金額で修理してくれます。
ただし、修理の予約要否はお店によって異なるため、小物であれば直接お店に行ってみるでも良いですが、運ぶのが大変なものの場合は先にお店に電話して確認したほうが確実です。
いくら割引になるの?
割引金額の上限は100ユーロ。
つまり200ユーロまでの修理費であれば50%割引、400ユーロの修理費でも25%割引という事になるので、高くつきがちな冷蔵庫や炊飯器、家具、PC辺りでもかなりの恩恵を受けられますね。
なお利用回数に制限はないようですが、一度に利用できるのは1つの修理会計のみなので、複数回利用するにはそれぞれ順番に修理する必要があります。
1つの会計で複数の修理を行う場合は問題なく、あくまで会計単位での同時利用制限になります。
また、ある程度複雑な機械などの修理をする際、見積もりを取るだけで費用が掛かる場合がありますが、この見積もり費用も上限45ユーロで負担してくれます。
その他、あくまで実費負担分のみが対象なので、何かしら他のキャンペーンやサービスで会計金額が実際にはかからない場合等にはもちろん利用不可です。
予定では2023年末までこのキャンペーンは続くそうなので、もし何か壊れた!って時のために記憶の片隅に置いておくと良いかもですね。