オーストリアへ行く際に必ず持って行きたいものの一つに「傘」があります。
傘くらい現地調達できるっしょと思っていませんか?
言われてみるまで気が付かないようなことなんですが、基本的にオーストリア(のウィーン)の年間降水量は日本(の東京)に比べると半分程度と言っていいほどで、少なくとも日本ほど雨でどこかに行けない、というようなことは滅多にありません。(ザルツブルグの方は降水量は多いらしいですが…)
しかしそれでも運悪くお出かけする日に雨が降る可能性は0ではなく、せっかく前々から準備していたのに! 😕 という日にザァザァ降ってしまうことはたまにはあります。
濡れたくないし、かっぱを着るのは小学生までかディズニーリゾート内と決めている我々日本人はやっぱり傘が必要になるのですが、なぜかここオーストリアでは傘がそう簡単に手に入りません。その辺には売っていないのです。
日本であれば割高でもコンビニに行けばビニール傘が売っていますし、100均でもスーパーでも本屋でも手に入ります。
しかしこちらでは1ユーロショップに行ってもスーパーに行っても本屋に行っても売っていないことがほとんどです。
調べてみるとヨーロッパではあまり傘をさす習慣がないらしく、みんな帽子やフードをかぶって何とかしたり、ちょっとくらいならと気にせず雨の中を歩くようです。(もちろん傘をさしている人たちもそれなりにはいますが)
そのためか傘はあまり売れない商品の様で、Interspar(詳しくはこちら)のような大きめなお店か1本100ユーロするようなブランドのお店でないとなかなか見つけることができません。
私も最初ウィーンに来た時に、こんなにお店があってなんで「普通の」傘が見つからないんだよぉ! 😥 とシュテファン周辺を練り歩き、知り合いに「あのぅ、「かさ」って一体どこに売ってるんですか?」と頭の悪そうなことを聞いてしまった経験があります。(はァ?という顔をされました)
なので旅行であれ滞在であれ、日本から傘を持って行った方がいざという時助かります。
折り畳みならなお良し!
そもそもデカい傘なんてトランクに入れる余裕はないと思いますが、持っていくなら折り畳みが良いです。
というのも傘を差す人があまりいない以上、レストランやお店・美術館等でも傘の置き場が無いことが多く、イオンとかにあるような濡れた傘を入れるビニール袋ももちろんないので普通の傘だと少々面倒くさいです。
傘置き場で借りると言って人の傘をパクる習慣がないのは良いことですが、置き場自体がないと結構困るということに気付かせてくれます。
また、こちらに何年も住む予定なら2~3本折り畳みを持って行きましょう。
普通の傘でさえなかなか売っていないので、折り畳み傘はさらに入手困難です。もしお店で見つけたとしても1本20ユーロは軽く超えることが多く、なんだか損した気分になってしまいます。
使うかもしれないドイツ語
der/ein Regen{レーゲン}(雨)
der/ein Regenschirm{レーゲンシアム}(雨傘)
der/ein Taschenschirm{タッシェンシアム}(折り畳み傘)
die/eine Regenbekleidung{レーゲンベクライドゥング}(雨カッパ)
die/eine Regenjacke{レーゲンヤッケ}(レインコート)
der/ein Regenmantel{レーゲンマンテル}(レインコート、Regenjackeより長めのやつ)
die/eine Regenhose{レーゲンホーゼ}(雨用ズボン)
ちなみにそんなオーストリアにも傘の有名ブランドがいくつかあります。
doppler
https://www.dopplerschirme.com/
軽くて丈夫で機能性の高い傘が日本でも良く知られているそうです。(楽天とかAmazonでも売っているので知っている人も多いかもしれません)
ウィーンにあるブランドではないですがウィーンでも買えます。
折り畳み傘をウィーンで調達するならここのブランドが良いかと。
ちなみに雨傘に限らず日傘や庭に差すパラソル等もあるようです。
Kirchtag
1903年から続く老舗でザルツブルグに行くならここがおすすめ。
種類もいろいろあります。
まぁ正直ウィーンの場合地下鉄やトラムを駆使して乗り継いで行けば雨が降っていようが大して影響ないことも多々あるんですけどね。