海外生活をするにあたって、よく考えておいて損はない事の一つがクレジットカード。
在住期間が長くなればなるほど特典などの影響が大きくなっていきますね。
「オーストリアに住むならどれが一番良いか? 😮 」というのはやはりなかなか難しいですが、なんでも良いってわけでもないので紹介します。
貯めてお得なのはやっぱりマイル!
日本国内で使える割引なんかはオーストリアにいてはさっぱり使えなく、貯める事で一番恩恵を受けやすいのはなんだかんだやっぱりマイルです。
JAL、ANAでお馴染みですね。
どちらの航空会社でも日本からオーストリアへのマイルを貯めるのはそう簡単な事では無いのですが、もし溜まれば片道一回分だけでも相当嬉しいものです。途中で国内線に使っても良い訳ですし。
なのでこのマイルがたまる JAL、ANAカードがおすすめになってくるのですがしかしその前にまず知っておいた方が良いのが「ブランド」の事です。
オーストリアでのカードブランド普及率
「VISA」「Diners」とかの事です。
重要なのがどれだけのお店で使えるか、の部分。というかぶっちゃけオーストリアで「JCB」が使えるか?の話。
結論から書くと「使えるお店はある、けど使えない事もしばしばある」感じです。
シェアはオーストリアでもVISA・Mastercardが圧倒的で、クレジットカードが使えるお店で「VISA・Mastercardが使えてJCBが使えない」お店はあってもその逆はまず無いです。
個人的な感覚ですが、観光エリアのお店やレストラン・ホテルでは概ね使えて離れていく程非対応が出てくるかなと。(そもそもクレジットカード自体対応してないお店もちらほらあるのですが)
あとクレジット払い可な月額系サービスでもJCBは対応してない事が多いです。
じゃあJCBじゃない方が良い?
とも言えないんですよね。
JCBで、さらにウィーンであれば特に大きなメリットが「JCBプラザ」の存在。
現地での予約手配やトラブル対応、荷物預かりに観光情報等慣れない海外ではかなり頼もしい存在です。
https://www.jcb.jp/ws/plaza/plaza_vienna.html
Opernring 1, Floor 7, Entrance R, Top 701, A-1010 Wien
営業時間
月~金 9:00~5:30
なので普及率から行くとVISA・Mastercard、サービスの充実性ならJCBといった所でDinersやAmexは優先度は低いかなという感じ。
オーストリアではJALとANAどっちが良い?
今はJALもANAもウィーン直行便が復活しましたので悩むところですよね。
そこで今度は「アライアンス」に注目してみます。
アライアンスって?
「航空連合」というものです。
同じアライアンスのフライトであれば、その航空会社のフライトでなくてもマイルが溜まる等のメリットがあります。
オーストリア航空・ANAは「スターアライアンス」所属
日本とオーストリアを結ぶ直行便のオーストリア航空は「スターアライアンス」という航空連合に所属しています。
これに所属する日本の航空会社はANA。なのでANAとオーストリア航空はコードシェア便がありますし、それぞれのフライトでマイルが溜まります。
じゃあANAが良いのか?というとこれまた一概にはそう言えないのです。 😕
というのも上記は割高な直行便の話で経由便の利用も視野に入れるべきだからです。
JALは「ワンワールド」所属
経由便で考えるとANAの「スターアライアンス」にはドイツのルフトハンザ航空等も所属しているのですが、「ワンワールド」にはあの格安チケットでお馴染みカタール航空が参加しています。
実際私の様になるべく費用を抑えるため乗継を検討するとなると、カタール航空はかなり選択肢としてアリなことが多いのでフライトメインでマイルを貯める場合JALは機会が多いかなと思います。
それぞれの提携ブランド
JAL-VISA、ANA-JCB等の対応ブランドは現在ほぼ同じです。
JALもANAもVISA・Mastercard・JCB・Diners・AMERICAN EXPRESSすべて提携ブランドです。
なのでここに関しては差はありません。
持つなら2枚!
結論として、もしこれからオーストリアに滞在する予定でクレジットカードを選ぶなら
- JAL(VISAかMastercard) + JCB(費用を抑えつつフライトマイルを貯める)
- ANA(VISAかMastercard) + JCB (直行便でガンガンフライトマイルを貯める)
が良いかなと思います。
普段の使用はJAL・ANAカード、JCBは予備としてかつサービス+保険も充実という2刀流です。
オーストリアでクレジットカード作るのはアリ?
もちろんオーストリアでの住所を持っていて基本的な条件をクリアしていれば作ることは可能です。
ただ、オーストリアに永住するとかでないのであればあまりおすすめはできないかも、と個人的には思います。(詳しくはこちら)
ちなみにオーストリア航空の提携ブランドはMastercard・Dinersです。
オーストリアでの日々の支払いに日本のクレジットカード払いはアリ?
もちろんアリ、ですが日本国内での支払いと違う点もあるので注意。
- オーストリアでの決済した日の為替レートではなく、その決済情報が日本に届いた日の為替レートでいくらか決まる。
- 決済に使われる為替レートはニュースなどで見るレートにそれぞれのカード会社の手数料レートを上乗せしたもの。(ただし両替所でのレートよりは安い=両替所でユーロを円に換えて購入するよりは安い)
- 〇%の事務手数料も引かれる
上記のような流れのため、本来払う金額よりも若干の損はすることになります。
オーストリアのスーパー・交通機関でのクレジットブランド対応
一例ですが。
- SPAR
VISA・Mastercard・Diners・Amex - BILLA
VISA・Mastercard・JCB・Diners・Amex - BIPA
VISA・Mastercard・Diners・Amex - dm
VISA・Mastercard・Amex - Julius Meinl
VISA・Mastercard・Amex - Saturn
VISA・Mastercard・Amex - Wiener linien
VISA・Mastercard・Diners・Amex - ÖBB
VISA・Mastercard・JCB・Diners・Amex
サインについて
ついでに。
これ結構迷う所で「漢字か…ローマ字か…?」「先に名前…?」とか色々考えてしまうかもしれませんが、実は「なんでもいい」そうです。
- 小川 太郎
- おがわ たろう
- Ogawa Tarou
自由です。ローマ字の場合もブロック体だろうが筆記体だろうが関係ありません。
目の前の店員さんが読めなくても関係ありません。
あるいはハングルやアラビア語で書いたって関係ありません。
大事なのは自分の筆跡で再現出来る事。この1点に尽きます。
ただ、現実的には海外で利用する前提だと漢字の方がローマ字より真似されにくい、というメリットはありますが。
というわけでオーストリアで賢くクレジットカードを使いたい方の参考になれば幸いです。