【初旅行でも安心】親しい人向けにおすすめなオーストリア土産の選び方

海外旅行の醍醐味の一つでもあり悩ましいのが、親しい人へのお土産選び。
会社や学校でのばらまき用お土産と異なり、相応の価格帯だけど高すぎず、センスもあって喜んでもらえて、スーツケースを圧迫せず重すぎず立ち寄るにも苦労しない…そんなすべての条件をイイ感じに満たしてくれる一品を探し当てないといけない、と思っていませんか?
オーストリアのお土産は組み合わせがしやすい
首都ウィーンをはじめオーストリアは比較的お土産のジャンルも幅広い国です。
各地のお土産屋さんで購入できるアイテムは、もちろんそれ単品でもおしゃれなものが多いですし、喜んでもらえる品々なのはご存じの通り。
モーツァルトクーゲルやマンナーウエハース、あるいはザッハトルテやデザイン雑貨など、単品で貰っても嬉しいものは色々と揃っています。
ただ親しい人へ贈る場合、ばらまき用のお土産の延長線上で買ってしまうのはちょっぴりもったいないんです。
予算をかけて値の張る一品を選ぶより、一つあたりの価格帯は下げても組み合わせで勝負する方がコストパフォーマンスも高く、かつワンランク上のお土産セットが出来るのはご存じでしょうか?
今回はそんなオーストリア観光の道中で揃えられる、お土産の組み合わせやそれらを購入できるお店をいくつかピックアップしてご紹介します。
また、ばらまき用のおすすめお土産についてはこちらの記事もぜひご覧ください。
コーヒー豆とコーヒーカップの組み合わせ
例えばマグカップ。想像してみて下さい。
お土産屋さんでよく見かける定番アイテムの一つで貰って嬉しくない人もいないと思いますが、これだけだと「これモーツァルトだっけ?ありがとう。今度コーヒーでも入れてみようかな…」というような、ちょっぴり気持ちが乗り切らない感じがしませんか?
でももしここに、ウィーンで買ったコーヒー豆が付いていたら「おぉ!」と嬉しくなりますよね?
貰ったコーヒー淹れるだけで飲めるし、なんならケーキでも買ってこようかなって気持ちにもなります。
贈るお土産を実際に使うシーンを想定して一品組み合わせると良いパターンの一つです。
世界的に有名な老舗店のコーヒー豆
洗練されたカフェ文化が世界的に知られるウィーンですが、ぶっちゃけて言うと本場ウィーンのコーヒーが評価されている所以は主に豆の調理法と種類によるもので、こだわりはあれど豆そのものが他国に比べ抜きんでて特別というわけではありません。
しかし、王宮御用達のコンディトライ(菓子店)や100年以上続く老舗のカフェでは、実際にお店で使用しているコーヒー豆をオリジナルパッケージで販売している所も多いので、お土産としてもかなり喜ばれる選択肢の一つです。
もちろんウィーンを観光するとなればカフェ訪問は外せないひと時ですので、スケジュールや観光ルートにも合わせやすい選択肢でしょう。
コーヒー豆が人気のお店もある
以下のお店などでは豆の品質に特に重点を置いています。
日本での知名度としては上述のような老舗カフェの方が上ですが、お土産として味にこだわるなら覗いてみるのもおすすめ。
Coffee Pirates
ウィーンでオーガニック認証を受けた最初のコーヒー専門店。
通りを挟んでの隣にも同店のベーカリーも併設されているので、軽食がてら実際に味わってからのんびり豆を選ぶことが出来ます。
店舗の住所
- Spitalgasse 17, A-1090 Wien
Caffè a Casa
クロスターノイブルクに自社焙煎所を持つカフェ・バー。
かなり小さめなお店ですが、ウィーンに4店舗展開しており豆も高品質で人気のお店。
店舗の住所
- Kaffeebar – Servitengasse
Servitengasse 4A, A-1090 Wien - Kaffeebar – Hoher Markt
Hoher Markt 8-9, A-1010 Wien - Kaffeebar – Börseplatz
Wipplingerstraße 32, A-1010 Wien - Kaffeebar – Obkirchergasse
Obkirchergasse 27, A-1190 Wien - Rösterei – Klosterneuburg
Inkustraße 1-7, T5.8, A-3400 Klosterneuburg
Caffè Couture
ウィーン中心部の豪華アーケード通りPalais Ferstel内にあるお店。
クオリティに伴いお値段も高めですが、隠れた人気店です。
店舗の住所
- Herrengasse 14, A-1010 Wien
Jonas Reindl
観光客が集まる一区の有名店とは対照的に、地元民が集まるカフェとして人気のお店。
味とコスパのバランスが良くおすすめ。
現在3店舗展開しています。
店舗の住所
- CAFÉ
Währinger strasse 2-4, A-1090 Wien - CAFÉ AND ROASTERY
WestbahnstraSSe 13, A-1070 Wien - CAFÉ
JosefstäDter strasse 67, A-1080 Wien
Gota Coffee Experts
ウィーン西駅「Westbahnhof」近くにあるこじんまりとしたお店。
それにもかかわらず時間帯によっては予約が必須なほどの人気店で、お土産目的でなくてもコーヒー好きなら立ち寄っておきたい隠れた名店。
店舗の住所
- Mariahilfer Straße 192, A-1150 Wien
Alt Wien Kaffee
こちらも地元民に人気のカフェ。
ウィーン市内交通の中心である「Karlsplatz」やナッシュマルクトからも近いので、観光がてら寄りやすいのも魅力の一つ。
店舗の住所
- Schleifmühlgasse 23, A-1040 Wien
Kaffee Süssmund
ウィーンのジンメリング地区に焙煎工場を持つカフェ。
国際的なコーヒー醸造の大会「Austrian Brewers Cup」での優勝の経歴もあるそうで、地元のコーヒー愛好家が買いに来るお店の一つ。
店舗の住所
- Rauhensteinasse 12, A-1010
オーストリアで買ったコーヒーは飛行機で日本に持ち込めるの?
粉末・豆関わらず基本は持ち込み可能
粉末コーヒー、焙煎されたコーヒー豆、生のコーヒー豆は機内持ち込み・預け入れとも基本的には問題ありません。
ただ粉末コーヒーは、経由便など路線によって独自のルールがある場合もあります。
また、生のコーヒー豆は日本到着時に空港で検疫所に立ち寄り植物検疫を受ける必要があります。
あとあまり機会は無いかもしれませんが、液体コーヒーは国際線の飛行機内へは液体物持ち込み制限(100mlまで)があるため、預け入れ荷物でのみ持ち帰ることが出来ます。
現地でしか買えないコーヒーカップ
特に観光客が集まる老舗カフェでは、コーヒー豆同様お店のロゴが入ったコーヒーカップもお土産用のものが販売されていることが多いのでそれを一緒に贈っても良いんですが、ここで覚えておきたいのが街中で見かけるお土産屋さん。
こういったお土産屋さんでは、ウィーンのロゴやシェーンブルンなどのランドマーク、シシィやモーツァルトなど歴史上の著名人、クリムトの「接吻」などのアート作品がプリントされたコーヒーカップを見つけることが出来ます。
お土産屋さん自体も市街地、特に特に旧市街周辺であれば3分おきくらいに見つけることが出来るのでアクセスにも苦労しません。
あるいは博物館や美術館などでもコーヒーカップ・マグカップの類は大抵置いてあるので、観光がてら贈る人の好みに合わせて絵柄を決めても良いかと思います。
さらにハイクラスなカップも売っている
お世話になった目上の人へなど「お土産屋さんのものだとちょっと役不足かも?」という場合もありますよね。
そんな時にはオーストリア老舗の陶器ブランド店に足を運んでみるのもおすすめ。
Augarten
アウガルテンは、1718年創業で300年の伝統を誇るウィーン中心部の磁器工房です。
かなりの高級店でマグカップ一つで100ユーロを軽く超えてくるので予算に余裕がある場合に限られますが、ここぞという場面では頼りになるアイテムが揃っています。
店舗の住所
- Flagship Store Augarten
Spiegelgasse 3, A-1010 Wien - Schloss und Manufaktur Augarten
Obere Augartenstraße 1, A-1020 Wien
Gmundner Keramik
ザルツブルクの東に位置するトラウン湖畔が本拠地の500年以上の歴史を持つ陶磁器メーカー。
こちらも高いものは100ユーロを超えてきますが、カップ類なら多くは数十ユーロから色々選べる価格帯なので、親しい方へのお土産にはもってこいのお店です。
店舗の住所
- Gmundner Keramik
Keramikstraße 24, A-4810 Gmunden - Die Welt der Gmundner Keramik
Auerspergstraße 3 (Ecke Trautsongasse 2), A-1080 Wien - Manufakturverkauf Anif
Hellbrunnerstraße 18, A-5081 Anif - Gmundner Keramik Brand Store Hallstatt
Marktplatz 58, A-4830 Hallstatt
贈る人に合わせて組み合わせを選ぶのも楽しい
コーヒーの香り・甘さはもちろんカップの絵柄も人それぞれ好みは異なります。
お土産を渡す人の好みを考えながらカフェやお土産屋さんを巡るのは、選ぶ側も楽しみながら過ごせるまさに一石二鳥の散策プランです。
お酒とグラスの組み合わせ
こちらもコーヒーの場合と同様、飲み物と入れ物を揃えて贈ると見替え・実用性ともにセンスの良いお土産セットに仕立てあがります。
国外へはあまり出回らないオーストリアワイン
白ワインではヨーロッパでもトップクラスの評価の得るオーストリア産のワイン。
Weinviertel(直訳でワイン地区)と名付けられたウィーン北に位置するオーストリア最大のワイン地域や、白ワインの産地シュタイアーマルク州、赤ワインの産地ブルゲンラント州などで生産されるワインは、その多くが国内で消費されてしまうのも特徴の一つで、他国のワインに比べなかなか日本では見かけないのでお土産にもおすすめです。
特に知られているワインには以下のものなどがあります。
- 同じ畑で栽培され、同時に収穫された3種類以上のブドウ品種をブレンドして造られる白ワインのウィーナー・ゲミッシュター・サッツ(Wiener Gemischter Satz)
- スパイシーな胡椒の風味が特徴的で、オーストリアで最も愛されているグリューナー・ヴェルトリーナー(Grüner Veltliner)
- 桃やアプリコットといった核果の香りが特徴的なリースリング(Riesling)
- ウィーンを代表するワインのピノ・ブランなどのブルゴーニュ品種
- 飲みやすい若いオーク樽熟成ワインから、力強いバリック熟成ワインまで、幅広い味で人気の赤ワインツヴァイゲルト(Zweigelt)
わざわざ酒屋さんやギフトショップへ行かずとも、その辺のスーパーでもかなり豊富に種類が取り揃えられています。
というより低価格帯のものもあるスーパーの方が買いやすいです。
ただし梱包・包装には注意が必要。
人気の高いオーストリアブランドのビール
ご存じの通り、お隣のドイツもビールが非常に有名ですが、実はオーストリアにも同じくらい高品質なビールで溢れています。
以下のようなビールの種類が特に定番ですが、嗜好もワインと同じくらい豊富です。
- 麦芽とホップの香りがバランスよく調和する下面発酵ラガーのメルツェン(Märzen)
- 自然に濁った無濾過で独特の味わいが人気のツヴィックル(Zwickl)
- フルーティーな爽やかさが特徴の小麦ビール(Weizenbier)
- ラガービール(Lager)
メーカーもGösser、Stiegl、Zipfer、Ottakringer、Puntigamerなどオーストリア国内では群雄割拠と言ってよいくらい多くの人気ビールメーカーがひしめき合っており、ビール好きの方へのお土産ならよりどりみどりの選択肢があります。
基本的にはスーパーで瓶・缶関わらず揃えられます。
ただし梱包・包装には注意が必要。
オーストリアのクリスタル・ガラス食器
ハプスブルク家が栄華を築いた国ゆえか、ワインの需要と共に育ってきたためかは分かりませんが、オーストリアにもいくつもの老舗ガラスメーカーが存在しています。
ワインやビールだけをお土産として渡すのももちろん嬉しいものですが、特に高品質なワインはお値段も跳ね上がる傾向にありお財布の悩ませどころ。
グレードは多少抑えてでも以下のような名店・老舗のグラスを一緒に贈る方が、さらに喜んでもらえるシーンが多いと思われます。
J. & L. Lobmeyr
店舗の住所
- Kärntner Strasse 26, A-1010 Wien
ウィーンの中心部に拠点を持つ1823年創設の宮廷御用達クリスタルガラス工芸メーカー。
日本を含め世界中に店舗を出店しているので名前を聞いたことがある方も多いかと思います。
ワイングラス一つでも数百ユーロがザラですが、セールで安く(ギリギリ100ユーロ切れるくらい)買えることもあるので覗いてみて損はありません。
ちなみにザッハーホテルのシャンデリアもこのロブマイヤーが制作しています。
Riedel
おそらくワイン好きなら知らない人はいないであろう1756年創設のワイングラス特化のガラスメーカー。
本拠地はチロル州クーフシュタイン。
店舗の住所
- Weissachstraße 30, A-6330 Kufstein
残念ながらウィーンや主要都市でのリーデル専門店は存在しないようですが、ワインショップのチェーン店「WEIN & CO」など持ち帰り用のワインを売っているお店であれば大体リーデルのグラスも一緒に買えることが多いです。
価格帯はかなり幅広く、数十ユーロで足りるものから1,000ユーロでも足りないものまでさまざま。
予算に合わせて細かなチョイスが可能でおすすめです。
Zalto Denk’ Art
オーストリアのローマカトリック教会の司祭ハンス・デンクが発明したワイングラスのメーカー。
「ワイン司祭」の異名を持つ人物で、メーカー自体はまだまだ若いですがその製法は14世紀初頭にまで遡り、ワイン業界ではこちらも非常に有名とのこと。
店舗の住所
- Zweiländerstraße 8, A-3950 Gmünd
こちらも同じく専門店のようなものは無く、「WEIN & CO」などで購入が可能です。
価格帯はリーデルよりも高めで数十ユーロで買えるものは多くは見かけませんが、セールなどで安くなることもあります。
Swarovski
https://www.kristallwelten.swarovski.com/
1895年に設立された、誰もが知る有名クリスタルガラスメーカー。
チロル州ヴァッテンスに本拠地を置いており、ウィーン・インスブルックにもショップをオープンしています。
種類は少ないですがワイングラスなどの食器も購入することが可能。ただしお値段はご想像通り、かなり高めです。
店舗の住所
- Swarovski Kristallwelten Store Wattens
Kristallweltenstraße 1, A-6112 Wattens - Swarovski Kristallwelten Store Innsbruck
Herzog-Friedrich-Straße 39, A-6020 Innsbruck - Swarovski Kristallwelten Store Wien
Kärntner Straße 24, A-1010 Wien
オーストリアのワインやビールは飛行機で日本に持ち込めるの?
基本はスーツケース
本来はアルコール度が24%~70%以下のものは1人あたり5リットルまで、アルコール度が24%以下のものには制限はありませんが、それとは別に国際線の飛行機内へは液体物持ち込み制限(100mlまで)があるため、実質ワインボトルやビール瓶などを手荷物として持ち込むことは出来ません。
ただし直行便に限り、空港の保安検査後の免税店で購入すれば手荷物で持ち込むことが出来ます。(乗り継ぎの場合は没収される可能性あり)
なのでそれ以外の場所で買ったお土産用のお酒は預け荷物一択です。
以下のANAの説明ページなどが分かりやすいです。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/international/caution-restriction03/
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/boarding-procedures/baggage/international/baggage-limit/
また、免税扱いとなるのは1本760mlのものが3本までですが、4本以上で税金がかかったとしてもワインボトル(750ml)やビール瓶なら1本あたり200円もしないのでそこまで気になる金額にはならないことも覚えておいて損はないはず。
税関サイトの説明ページ
https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/zeigaku.htm
問題なのはスーツケースの重量制限と梱包。
割れてしまった時の対策に密閉できる袋に入れて、プチプチなどの緩衝材やタオルなどで包むといった対策が必要になります。
また重さも1本あたり1~1.5kgほどになるので他の荷物を入れる余裕がなくなるという問題もあります。
もし多少費用をかけても良いのであれば、オーストリアの郵便局から郵送するという手段も検討してよいかもしれません。
音楽グッズとチョコレートの組み合わせ
頭を使う音楽の勉強において、手軽に糖分を摂取でき集中力を回復できるチョコレートはもはや必需品。
あるいは音楽愛好家の方にとってもクラシックを聴きながら本場のチョコを食べるというのはワクワクしますよね。
音楽グッズ・チョコレートも単品で貰えばもちろん嬉しいものですが、やはりインパクトにはいささか欠けてしまいがち。
例えばモーツァルトクーゲルはチョコレート土産としては定番ですし、ばらまき用にも重宝する一品です。
親しい人がこれを丸ごと贈ってもらっても嬉しいことには違いありませんが、渡す方としてはちょっと捻りたくなるところ。
しかしちょい足しセットにすることで不思議とセンス輝くお土産にランクアップしてしまいます。
バラエティに富んだ音楽グッズ
音楽の都と言われるウィーンはもちろん、モーツァルトの故郷ザルツブルクなどオーストリアには音楽(特にクラシック)に縁が深い都市が多いのはご存じの通り。
当然ながら、街中でベートーベンなどの著名な作曲家や音楽に関連したお土産を見つけるのはカフェ探しと同じくらい簡単です。
もし親しい人に音楽愛好家や音楽を学ぶ方がいるのであれば、お土産の選択としてこれらは外せないでしょう。
ただその辺のお土産屋さんで選んでももちろん良いのですが、ウィーンには楽譜専門店や音楽博物館などより音楽にフォーカスした場所もあるので、こういった場所で限定モノを選んであげるともっと喜んでもらえると思います。
ちなみにかつて音大生だった身から一つ言えることは、クラシック音楽を学ぶ人にとってはグッズよりも何よりも楽譜が一番嬉しいお土産だったりします。(でも楽譜は重いしお値段も相応…)
Musikhaus Doblinger
ウィーンで楽譜を買うならまずここを訪れると言っても過言ではないくらい音大生の間では有名なお店。
ウィーン中心部Graben近くにあるので観光がてらの寄り道もしやすいです。
一番の品揃えは楽譜ですが、音楽に関連するグッズも色々置いてあります。
店舗の住所
- Dorotheergasse 10, A-1010 Wien
Musikhaus Laimer
こちらもウィーン中心部にある楽譜店。
お土産用のグッズも種類が豊富で、特に楽譜が描かれたお土産包装紙も売っていることは覚えておいて損はありません。
店舗の住所
- Hegelgasse 7, A-1010 Wien
Haus der Musik
VRで音に触れたり、仮想でオーケストラの指揮の体験が出来る「音楽の家」と呼ばれるウィーン中心部の博物館。
お土産もオルゴールなどオリジナルのものが揃っていますが、お土産抜きにしてクラシック愛好家なら訪れて損はない体験が出来ます。
博物館の住所
- Seilerstätte 30, A-1010 Wien
Hamtil & Söhne
ウィーン国立歌劇場「Wiener Staatsoper」内のお土産店。
オペラをテーマにしたグッズが取り揃えられており、このショッピング通りは観光でほぼ100%通る場所なのでアクセスも良好です。
店舗の住所
- Kärntner Strasse 40, A-1010 Wien
またこれらの他にコンサートホールや劇場内にショップが併設されている所もあります。
こだわりのチョコレートブランド
オーストリア、特にウィーンでは老舗からモダンまでチョコレートブランドもかなり豊富。
もちろん皆さんご存じのモーツァルトクーゲルも手に入りやすく日本でもあまり見ないのでおすすめですが、より味やクオリティにこだわるならチョコレートブランド店を巡ってみるのもおすすめ。
ウィーンでおすすめのチョコレート専門店は以下の記事でもご紹介しているので参考になれば幸いです。
チョコレートのお土産まとめ買いならココ!「Schokothek」
オーストリア産ハチミツとお茶の組み合わせ
美容やダイエットなどが気になるような、特に女性の方へのオーストリア土産ならこの組み合わせがおすすめ。
ハチミツについては小さなお子さんがいる方やアレルギーがある方へはおすすめできませんが、そういった心配がない方へのお土産としてはおしゃれさ、価格帯とコスパなどの面でも優秀な選択肢です。
高品質なオーストリア産ハチミツ
他の食品にも言えることですが、元々食品の規制基準が世界的にもかなり厳格なEU圏内において、さらに味や香りなどに対するこだわりが強いのがオーストリア産の特徴の一つ。
アカシアハチミツなども含め種類は豊富ですが、特に以下の種類のハチミツが国内で人気です。
- ブロッサムハニー(Blütenhonig)
特定の時期に咲く様々な花の蜜を集めて作られた百花蜜。花の香りが楽しめる。 - 甘露蜜(Waldhonig)
樹液や森林に咲く様々な花の蜜から作られた蜜。ミネラルが豊富で濃厚。 - リンデン蜂蜜(Lindenblütenhonig)
シナノキ(菩提樹)の花から採れる高級はちみつ。ハーブのような香りとミントのような後味が特徴で、リラックス効果や鎮静効果、風邪や咳、ストレスによる不調にも良いとされる。
知名度ではカナダやハンガリーなどに劣りますが、オーガニック志向で相性の良いカフェ文化で培った品質の高さがウリ。
専門店もいくつかあり、パッケージも可愛らしいものが多いのでお土産にも重宝します。
Wald & Wiese
ウィーンに3店舗を展開するハチミツとトリュフの専門店。
食べるハチミツはもちろん、ローヤルゼリー、蜜蝋キャンドル、化粧品、ギフトアイテムまでいろいろなハチミツ関連の製品を取り扱っています。
店舗の住所
- Wald & Wiese Kaiserstrasse
Kaiserstrasse 33, A-1070 Wien - Wald & Wiese Neubaugasse
Neubaugasse 26, A-1070 Wien - Wald & Wiese Wollzeile
Wollzeile 19, A-1010 Wien
Demeter-Imkerei Honigstadt
ウィーン近郊のSchwarzenbergparkやPötzleinsdorfer Schlossparkなどの自然から運ばれたハチミツを提供している養蜂所で、香りの立つハチミツが特徴です。
自社店舗はないですが提携店で販売されています。
提携店の住所
- die Kräuterdrogerie
Kochgasse 34, A-1080 Wien - Manameierei
Exelbergstraße 21, A-1170 Wien - Naturkost St. Josef
Mondscheingasse 10 (Ecke Zollergasse 26), A-1070 Wien - Feldhase
Bloch-Bauer-Promenade 15, A-1100 Wien
Prater Honig‑Bio‑Imkerei
遊園地がある場所としても有名な2区プラーター(Prater)ですが、このエリアは本来広大な保護区として知られています。
そこで採れたオーガニック認証ハチミツを販売しているのがこの養蜂所。
店舗の住所
- KLG, Ober dem Heustadlwasser 65a, A-1020 Wien
Wiener Bezirksimkerei
https://wiener-bezirksimkerei.at/
ウィーンの全23地区にまたがる都市型養蜂プロジェクト。
「〇区で採れたハチミツ」という変わったジャンルで販売しており、23種のテイスティングボックスやクリスマスアドベントカレンダーなどお土産にもおすすめの商品が取り揃えられています。
店舗の住所
非常に多いため以下公式サイトをご覧ください。
https://wiener-bezirksimkerei.at/geschaefte
オーストリアのハチミツは飛行機で日本に持ち込めるの?
基本はスーツケース
国際線の飛行機内へは液体物持ち込み制限(100mlまで)があるため、基本は預け入れ荷物がおすすめです。
というよりお土産用であれば手荷物として持ち込むメリットがあまりありません。
また、蜂の巣そのものが入っている巣みつ・コムハニーやプロポリス原塊は蜂の死骸が含まれている可能性があり動物検疫が必要な場合がありますが、はちみつそのものの製品であれば動物検疫の対象にもならないので問題なく持ち帰ることが出来ます。(販売目的など輸入の場合は別途食品衛生法が適用されます)
西洋・東洋が混ざり合うオーストリアブランドのお茶
オーストリアは特段紅茶などが有名な国ではありませんが、やはりカフェ文化との繋がりでお茶の品質にもこだわりを持っているお店が多いです。
ただどちらかというと自然療法・オーガニック文化が根付いており、EUの中でもオーガニック農業率がトップクラス。
健康志向・ナチュラル志向のパッケージが広く取り揃えられています。
ハーブティーもBio認証(有機認証)付きが非常に多いです。
上述のハチミツを組み合わせることで、よりオーストリアらしいお土産セットとして喜ばれること間違いなし。
お手軽なティーバッグならスーパーなどでも多数取り揃えられていますが、よりハイクラスなものや茶葉を探すなら街中の専門店に足を運んでみましょう。
Demmers Teehaus
日本にも出店しており、ウィーンに本店のあるヨーロッパでは絶大な人気を誇るティーブランド。
1981年ウィーンで創業し、今ではヨーロッパを中心に30店舗以上を展開しています。
ちなみに同社は1902年創業のロールパンで有名なデリカテッセン・トジェニエフスキ(TRZESNIEWSKI)も運営しています。
店舗の住所
- 1. Bezirk
Mölker Bastei 5, A-1010 Wien - 3. Bezirk
Landstraßer Hauptstraße 31, A-1030 Wien - 6. Bezirk
Linke Wienzeile 4, gegenüber vom Naschmarkt, A-1060 Wien - 7. Bezirk
Kaufhaus Gerngross
Kirchengasse 6, A-1070 Wien - 10. Bezirk
Wien Hauptbahnhof,
Bahnhofcity Wien Hauptbahnhof, Shop 00.102, A-1100 Wien - 13. Bezirk
Hietzinger Hauptstraße 22 (Ekazent), A-1130 Wien - 18. Bezirk
Währinger Straße 82, A-1180 Wien - Vösendorf
Shopping City Süd
Galerie 258 (1. Stock zwischen Eingang 9 und 10), A-2334 Vösendorf - Eisenstadt
EZE Einkaufszentrum Eisenstadt
Ruster Strasse 82-104, A-7000 Eisenstadt - Klagenfurt
Alter Platz 4, A-9020 Klagenfurt
Haas & Haas Teehaus
こちらも日本に出店している、シュテファン大聖堂裏に本店を持つ歴史ある高品質のティーハウス&ショップ。
茶葉が購入できるティーショップと、朝食からアフタヌーンティーまで楽しめるティーサロン、ワインも楽しめるデリカッセンに分かれています。
ちなみにここオリジナルのスコーンやモーツァルトクーゲルもおすすめ。
店舗の住所
- Teegeschäft & Teehaus & Teesalon
Stephansplatz 4, 1010 Wien - Wein & Feinkost
Ertlgasse 4, 1010 Wien
Schönbichler Tee
こちらでもご紹介した1870年創業の歴史ある専門店。
他のお店もそうですが、味など分からないことは親切に説明してくれます。
店舗の住所
- Wollzeile 4, A-1010 Wien
Sonnentor
こちらでもご紹介した、ヴァルトヴァイデル地方発祥のオーガニック農法にこだわるハーブティーブランド。
お土産用はもちろん食事用や子供向けなど、さまざまなシーン別にパッケージを用意しているので選びやすいです。
店舗の住所
非常に多いため以下公式サイトをご覧ください。
https://www.sonnentor.com/en-gb/stores/sonnentor-stores
Jägertee
ウィーン国立歌劇場に隣接する本店を持つ、1862年創業・ウィーン最古の老舗ティーショップ。
季節に応じた約250種類のお茶から選んだオリジナルティーをブレンドしてもらうこともできます。
店舗の住所
- JägerTEE Wien
Operngasse 6, A-1010 Wien - JägerTEE Baden
Pfarrgasse 12, A-2500 Baden bei Wien
パンプキンシードオイル・岩塩・チーズの組み合わせ
料理好きの方やグルメの方、あるいはお酒のお供に目が無いような方であればこれらの組み合わせもおすすめです。
いずれもオーストリアの特産品として名高いものなので、スーツケースが許すなら自分用へのお土産としても買っておきたい品々。
世界的に有名なパンプキンシードオイル
オーストリアの南東部シュタイアーマルク州が主な産地となるパンプキンシードオイルは「シュタイアーマルク州の緑の金」と呼ばれる有名な特産物。
ナッツのような甘みと芳醇な香り・独特の風味がクセになる一品で、サラダやスープはもちろんアイスクリームにかけても美味しい、かなり幅広い用途に使えるオイルです。
購入はわざわざグラーツや専門店に行かずともその辺のスーパーなどで普通に買えます。
ただもし秋ごろにグラーツ周辺を訪れるなら、絞りたてが出回る季節なのでおすすめです。
カボチャの収穫期がだいたい9~10月ごろで、新物(Ernte des Jahres)のオイルが店頭に並ぶのは10月~12月ごろ。
「Frisch gepresst(新搾り)」や「Neue Ernte(今年の収穫)」と書かれているものが、この時期の限定品。
新搾りは香りが特に豊かで、ナッツのような芳ばしさがさらに強く、苦味が少なめとやはりひと味違います。
またウィーンなどでも秋ごろにショップで新物入荷フェアが行われることもあるので、グラーツまで観光しない場合でも散策してみる価値はあります。
塩の宝庫の岩塩
オーストリア中部のザルツカンマーグート地方(Salzkammergut)は、その名の通り「塩の御料地(塩の宝庫)」という意味。
その中でも、ユネスコ世界文化遺産に登録されており観光地としても人気のハルシュタット(Hallstatt)は、紀元前1000年以上前から岩塩を採掘していた世界最古の塩鉱として有名です。
ここの岩塩は鉄分やミネラルを豊富に含み、ややピンク色を帯びるのが特徴。
料理好きの方へのお土産に非常に喜ばれますし、上述のパンプキンシードオイルと併せて贈ればグルメなお土産セットとしてなおおすすめ。
他にもこの地方にはブランドはいくつか種類があるものの、一番有名・定番なのが「Bad Ischler Salz」。
100~200gサイズのパッケージシリーズがお土産にも人気で、中でも細粒クリスタル塩の「Kristall」と、7種類のハーブと岩塩をブレンドした「7 Kräutersalz」がおすすめ。
そのまま振りかけるだけでサラダすらモリモリ食べられるようになります。
他にもチリやガーリック、バーベキュー、ローストチキン風味のものや、パスタ用というのもありますし、若干高価にはなりますが自然採掘された状態の「Natural rock」シリーズも料理好きの方におすすめです。
購入は大半のスーパーで普通に見つけられるのでどこでも買えますが、全シリーズ取り揃えているようなお店はザルツブルクやハルシュタットでないと無いかもしれません。
美味しくて海外に流通しないオーストリアチーズ
一般的にフランスやスイスがチーズブランドとして有名ですが、同じくアルプス山脈を抱えるオーストリアも実は負けてはいません。
しかしオーストリアではチーズ生産量の約90%を国内で消費してしまうという食いしん坊な事情により、海外でのブランド認知はまだ限定的。
とは言えアルプス地帯のチロル地方・フォアアールベルク地方やザルツブルク地方・シュタイアーマルク地方のものは特に高品質。
上述のパンプキンシードオイルや岩塩、あるいはワインなどと一緒にお土産に贈れば日本では味わえないオーストリアならではのグルメ土産として喜ばれるでしょう。
特に国内でもお土産に人気なものには以下の種類があります。
Bergkäse(ハードチーズ)
ベルクケーゼはこれまでに多くの国際的な賞を受賞してきた高級のチーズの一つ。ナッツの香りを伴うかなり濃厚でスパイシーな風味があります。
Bierkäse(セミハードチーズ)
ピンツガウ地方発祥のビールケーゼは17世紀に遡る伝統を誇り、オーストリアを代表するチーズとして認知されています。
Steirerkäse / Stererkas(サワーミルクチーズ)
ビールやサイダー、シュナップスなどによく合う低脂肪かつ濃厚なチーズ。
Räßkäse(セミハードチーズ)
南ドイツのアルゴイ地方やフォアアールベルク州で伝統的に生産されるスパイシーで濃厚な風味のチーズ。
Waldviertler Selchkäse(セミハードチーズ)
繊細な羊乳の香り、天然のブナ材の風味が魅力のチーズでグラタンや伝統的なオーストリア料理に最適なチーズ。
購入はスーパーが楽ですし、街中にちらほらあるデリカッセンやチーズ専門店などでも多種多様なチーズが売られています。
オーストリアのチーズは飛行機で日本に持ち込めるの?
チーズ、ミルク、クリーム、バターなどは、携帯品(手荷物や預け荷物、又は別送品として持ち帰るもの)として持ち込む場合は動物検疫の対象でないため大丈夫です。
ただし、クリームチーズやモッツァレラなど水を含むフレッシュタイプは液体物持ち込み制限(100mlまで)がある、というよりそもそも日持ちがしないのでお土産には適していません。
また、それ以外のタイプのチーズであっても賞味期限が1~2週間程度だと、渡された方もすぐに食べないといけず慌ただしくなってしまうので注意が必要です。
オーストリアのサラミやソーセージなどの肉製品は飛行機で日本に持ち込めるの?
残念ながら原則禁止となっています。
検査証明書があれば別ですが、お土産として買った場合で検査証明書を持っていることはほぼ無いと思います。
なので、オーストリアのサラミやソーセージだけはお土産としてではなく土産話として、いかに美味しかったかを存分に語ってあげるしかありません。
https://www.gov-online.go.jp/article/202002/entry-7574.html
組み合わせ方は無限にある!
昔のスーファミのパッケージ裏の紹介文みたいですが、お土産の組み合わせはこれまでご紹介した以外にもアイデア次第で色々見つけられます。
スノーボールにグリューワインのパックも冬らしさ満点ですし、シシィ博物館やシェーンブルンで購入できるティーセットにハーブティーを添えるのも良いでしょう。
ホーフブルグ宮殿やシュテファン大聖堂などのミニチュアをいくつか集めて贈るのも子供に喜ばれますね。
奮発するならホテルザッハーのザッハトルテとデメルのザッハトルテ両方を贈って食べ比べてもらうのも豪華です。
旅程・立ち寄る場所・シーズン・ご予算など人それぞれなのが旅行の常。
ぜひ自分だけの、そして贈る人が喜んでもらえるお土産の組み合わせを探してみて下さい。

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