【チケットの選び方】ゼロから分かるシェーンブルン観光【地図あり】
シェーンブルン宮殿ってどんなところ?
ウィーンに来たなら訪れない手はない、というかウィーン観光といったらここでしょ!と言っても過言ではない、ウィーンで最も訪問者の多い毎年870万人もの観光客が訪れる観光名所です。
もちろんユネスコの世界遺産にも登録されています。
ヨーロッパの歴史で重要な王朝の一つであるハプスブルク家(Habsburg)の歴史が残る場所で、神聖ローマ帝国、マリア・テレジア、フランツ・ヨーゼフ1世、皇后エリザベートなどオーストリアの歴史を語る上では欠かせない人物たちの生活の様子を知ることが出来る場所です。
予備知識なしだと「よく分からないけどデカいキラキラの宮殿見れるんでしょ?」くらいのイメージかと思いますが、ここシェーンブルンエリアの面積はなんと2,205,500㎡。
分かりやすい比較対象を示すなら、東京ディズニーランドの面積が510,000㎡、東京ディズニーシーの面積が490,000㎡です。2つ合わせても約半分、つまりTDLの約2倍の広さという事になります。
この中には宮殿以外にも動物園、園庭、迷路などさまざまなエリアが設けられており、1日でその全てを歩き切るなんてのは観光ではなくもはや修行。
存分に味わいたい観光客向けにスイートホテルまである他、賃貸として貸し出されているアパートすらあります。
シェーンブルン宮殿ではなくウィーン・シェーンブルン・リゾートとでも名乗った方が、正確なイメージに近いほどですね。
シェーンブルン公式サイトはこちら。
今回はこのシェーンブルンを予備知識ゼロ&初めて訪れる方でも効率よく観光するために知っておきたい情報をまとめてみました。
宮殿ツアーなどのアトラクションやチケットの種類など初見だと迷いやすいポイントがあるので、シェーンブルンを訪れる予定の方は是非参考にしてみて下さい。
公式アプリは入れておいた方が良い?
シェーンブルンでは園内観光用にチケットの購入やルート検索が出来る公式アプリを用意しています。
名所説明含め日本語には対応しているわけではないため必須と言うほどのものではないですが、現在地から目的の場所を探したりといったことができますし、スマホでチケットを買えるメリットもあるので入れておいて損はありません。
ダウンロードはこちらから可能です。
https://www.schoenbrunn.at/en/visitor-information/schoenbrunn-app
シェーンブルンの全体図
シェーンブルンは上述の通り非常に広いエリアのため、入り口も一つだけではありません。
方角の異なる計6つの入り口があります。
・Haupttor(正門 – 北)
・Hiezinger Tor(北西)
・Maxingtor(西)
・Meiereitor(南西)
・Marie Theresia Tor(南東)
・Meidlinger Tor(北東)
ウィーンの地下鉄U4駅「Schönbrunn」は北の正門がすぐ側のため、当然ながら多くの場合正門から入場することになります。
施設の大半も正門近くに密集しているため、動物園やグロリエッテなど行き先が予め限定されている場合を除いてセオリー通り正門から入るのが一番楽です。
シェーンブルンの入園時間
シェーンブルンの敷地への入園は季節にもよりますが、土日祝日関係なく基本朝8:30から17:30前後までとなっています。
- 4月~6月 8:30~17:30
- 7月~8月 8:30~18:00
- 9月~10月 8:30~17:30
- 11月~3月 8:30~17:00
※シェーンブルン内のすべてのアトラクションは閉園時間の45分前が最終です。
※園内の噴水は10月中旬から4月中旬までは稼働しません。
上記の時間がベースとなり、博物館や宮殿、動物園などの開園時間が決まっています。
例えば朝8:30にシェーンブルンに着いたとしても、朝10時開館の子供博物館にはすぐに入ることが出来ないなど、上記の時間と各施設の営業時間とは異なるのでご注意ください。
施設ごとの開園時間など詳しくは以下のページで確認できます。
https://www.schoenbrunn.at/en/visitor-information/opening-times
入園料は無料
シェーンブルンでは宮殿内のツアーや動物園など特定のエリアに入る際に初めて入場料がかかる仕組みとなっており、園内に入るだけであれば費用は一切かかりません。
上述の通り入り口も6つあるほど広く、各エリアの景色も木々・建物・彫刻すべてが完ぺきな美しさなことからジョギングや散歩目的でここに来る地元の人もとても多いです。
シェーンブルンの施設やアトラクション
ここからはシェーンブルンの各施設を詳しく見て行きましょう。
Schloss Schönbrunn – シェーンブルン宮殿
Schönbrunn Palace
言わずと知れたシェーンブルンのメインアトラクション。
ヨーロッパの歴史を語る上では欠かせないほど有名な「ハプスブルク家(Habsburg)」の皇帝たちがここで暮らしたり、あるいはバケーションの離宮として過ごしてきた軌跡を一部屋一部屋巡るツアーを楽しむことが出来ます。
ツアーの主な対象となるのは宮殿2階の各部屋で、その総数は40部屋。
購入するチケットによってその全てを観覧できるものとそうでないものがあるので注意が必要です。
オーディオガイド
どの部屋もきらびやかな装飾が施されており、ただ部屋を見て行くだけでも十分見ごたえがあるのですが、より歴史的な背景を知っていきながら回ることでさらに深みのある体験を得ることが出来るのは想像に難くありません。
そんな時のために宮殿ツアーで各部屋の説明を歩きながら聞ける音声ガイドも利用することが出来ます。
ツアーの種類にもよりますが最大22か国語に対応しており、その中にはもちろん日本語のガイドも含まれています。
これ、実は公式サイトで音声・テキストのデータ配布もされており、事前にスマホ等に入れておくとスムーズに部屋を回り始められるんです。
データは以下の公式サイトでダウンロード可能です。
https://www.schoenbrunn.at/en/tickets-and-prices/audioguides
なお、予備知識なしの状態で実際にこれを聞いて全て理解しながら部屋を回るのはなかなか大変なもので、目と耳両方に全集中を維持する必要があります。
じっくり味わいたいという方はむしろ事前に読み聞きしておくと良いかもしれませんね。
VR体験も可能
シェーンブルン宮殿では、約24分の360°VRツアーも体験することが出来ます。
VRなのでこれを付けて歩き回るわけではありません。(宮殿ツアーとは全く別種のアトラクションです)
厳密にはツアーというよりは映画の様な内容で、オーストリア帝国時代の色々な歴史的瞬間などをVRで見ることが出来ます。
VRルームで座ってリラックスしながら楽しむことが出来るため、実際に宮殿を回った後に足を休めながら理解を深めるために立ち寄るのがおすすめです。
Gloriette – グロリエッテ
宮殿背後の丘の頂上にあり、ウィーンで最も愛されている名所の一つ。
シェーンブルンを訪れるなら、ここのカフェにも立ち寄るのが鉄板コースです。
なお、多くの観光客は優雅にカフェというよりは「ちょ…ちょっと休もうか…」という状態で一息つくことになります。
それもそのはず、宮殿を抜けた丘のふもとからここに至るまでの道は直進ではなく丘をジグザグに進む形式となっており、少しゆっくり歩けば30分かかることもしばしばだからです。
さらには、今度は下りの帰り道が待っているわけですからね。
…とは言え、足腰が強い人しかここに来られないなんてこともありません。
後述のエリア内を周遊するバスに乗ることでこのグロリエッテに直接来ることも出来るようになっています。
単発チケットで有料(5,50ユーロ)となっているのはこの上にある展望台の入場に必要になります。
展望台はシェーンブルン内で一番高い場所ですので、その景色もやはり格別。インスタ映えも狙うなら5,50ユーロも決して高くはないかもしれません。
逆にこの丘を登りカフェに訪れるだけであればいずれのチケットも必要とせず無料で来ることが出来ることも覚えておいて損はないかと。
Irrgarten & Labyrinth – 迷路&迷宮
グロリエッテへ続く丘のふもとの一角にあるのがこの迷路エリア。
大きく分けて3つの迷路があり、子供向けのものから大人でも普通に迷うレベルのものまで用意されており侮れません。
子供向けの迷路は壁の丈も短く、大人の背丈からは迷路全体が見渡せるようになっているため、子供がいつのまにか迷子に…といった心配もなく子供たちに遊んでもらうことが出来ます。
迷路の他にもちょっとしたパズルやおもちゃもあるのがポイント。
こちらも単発チケットで有料(5,50ユーロ)ですが、それに見合うワクワク感があるのは間違いありません。
なお迷路は11月から3月までの冬季は閉鎖されるので注意が必要です。
Orangeriegarten – オランジェリー
オランジェリーとはシトロン、オレンジ、ザクロ、オリーブをはじめとした外来植物・果物の木々を越冬させ育てるための施設。
単なるビニールの温室とは違い壮麗なバロック様式の建物がこのオランジェリーという施設で、有名なものとしては同じくウィーンのベルヴェデーレ宮殿やフランスのヴェルサイユ宮殿などのオランジェリーが挙げられます。
ここシェーンブルンのオランジェリーは幅189メートル、奥行き10メートルの広さがあり、ベルサイユ宮殿に次いでヨーロッパ最大のバロック様式のオランジェリーです。
この近くを通るとなんだかいい香りがするのは言うまでもありません。
ただ実際の所、時期によっては屋内ではなく周辺の庭に木々が移されることもあり、宮殿内や後述の動物園に比べると多少インパクトに欠ける印象を持たれることもしばしば。
有料(5,50ユーロ)の単発チケットで来園するというよりは「パッケージチケットに入っているから来てみた」という方が多いかもしれません。
また、かつてここの正面には「Liesenpfennig(リーゼンプフェニヒ)」という名のブドウ園があり、その系譜を継ぎ栽培されたブドウから作られたワインは毎年オンラインオークションで販売され、困窮する子供たちに家を提供する募金に寄付されているという背景も。
なおオランジェリーは11月から3月までの冬季は閉鎖されるので注意が必要です。
オランジェリーでの宮殿コンサート
https://www.palaceconcertsvienna.com/
ここオランジェリーではほぼ毎日シェーンブルン宮殿管弦楽団のクラシックコンサートが開催されています。
午後8時30分から始まり休憩を含め約1時間45分モーツァルトやシュトラウスの演奏を聴くことができ、普通のクラシックコンサートと言って全く差し支えないボリュームとクオリティなので、もし楽友協会やオペラ座などで予約が取れなかった際にはここで楽しむという選択肢も全然アリですね。
Kronprinzengarten – 皇太子庭園
Privy Garden
皇太子庭園は宮殿の東に位置する庭園で、オーストリア帝国・ハンガリー王太子の皇太子であり皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート皇后の一人息子でもあるルドルフ皇太子にちなんで名づけられた庭園です。
一般的な庭園に比べ非常に手入れが行き届いている立派な庭園として知られていますが、宮殿や動物園などに比べインパクトが少ないことと、単発チケットで大人5,50ユーロかかることから、実際そこまで人気ではない場所でもあります。
他のパッケージチケットにここの観覧も含まれているが多く、多くの場合単発チケットを買ってまで訪れることは少ない様です。
ただ、少なくともフォトスポットとしては非常にきれいな場所なのは間違いありません。
なお皇太子庭園は11月から3月までの冬季は閉鎖されるので注意が必要です。
Tiergarten – 動物園
シェーンブルンのもう一つのメインアトラクション。それがこの世界最古の動物園です。
1752年の夏に初公開となった世界最古、という点に加えヨーロッパでも数少ないジャイアントパンダを展示している動物園でもあり、なおかつユネスコ世界遺産にも登録されている超有名スポット。
これまで過去6回連続でヨーロッパ最高の動物園にも選ばれています。
動物は2022年時点で7,749匹・種類は649種、東京ドーム3.6個分相当の17ヘクタールの広さから、動物好きなら丸1日かけても時間が全く足りない規模の動物園でもあります。
動物園についてはこちらでも詳しくまとめているので、気になる方はチェックしてみて下さい。
Wüstenhaus – 砂漠の家
https://www.zoovienna.at/anlagen/wuestenhaus/
直訳で「砂漠の家」と呼ばれるこの建物は、サボテンや世界最古の多肉植物の子孫フォッケア、多肉植物などの特別な生育条件を必要とする植物や、ガラガラヘビやハダカデバネズミ・オオヤモリなどの砂漠に生息する動物などを観察することが出来ます。
好みというか人を選ぶジャンルの動植物園であることに間違いありませんが、好きな人にとってはむしろこちらがメインという方もいるでしょう。
チケットも大人8ユーロ、動物園などのチケットがあれば4ユーロからと価格も安いのがポイント。
Palmenhaus & Botanic Garden – パームハウス & 植物園
1880年に皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が宮廷建築家フランツに依頼した植物園エリア。
長さ111メートル・幅28メートル・高さ25メートルで40,000枚以上のガラスパネルが際立つヨーロッパで最大規模のパームハウス(Palmenhaus)と、その眼前に広がる庭園(Palmenhausgarten)とに分かれています。
有料の単発チケット(9,00ユーロ)が必要となるパームハウスでは熱帯、温帯、寒帯と3種のエリアに約4,500種の植物が展示されています。
ついパームハウスに目が行きがちですが、無料エリアながらも整然と手入れが行き届いた庭園には誰でも使えるベンチもあり、広いシェーンブルン内でリラックスしながら一息つけるスポットとして実は隠れた人気があります。
シェーンブルンの日本庭園
パームハウスの裏には、意外なことに日本式の和を感じる庭園が佇んでいます。
なぜハプスブルク家の敷地内に日本庭園があるかと言うと、かつて日本へ頻繁に旅行していたフランツ・フェルディナント大公が造営させたという経緯があるためです。
風景をミニチュア形式で再現した「月山」、砂利や石・苔のみで作られた「枯山水」、そして「茶庭」で構成されている、まさに日本の伝統的な庭園。
なお庭園は無料で外から見ることはできますが、残念ながら壊れやすいため立ち入ることはできないようになっています。
Kindermuseum – 子供博物館
https://www.kindermuseumschoenbrunn.at/
宮殿の1階西にあるファミリー向けのアトラクション。
宮殿ツアーに比べ大人にとっては若干物足りないのは致し方ないところですが、子供用の当時の衣装を着てみたり、食卓に並ぶ料理のおもちゃやパズルで遊んだりと、とにかく子供が楽しめるものがたくさんあります。
特にかつらと衣装を身に付けて写真を撮るためのフォトスポットが豊富で、男の子よりは女の子の方が目を輝かせること間違いなし。
なお、子供博物館のチケットは時間指定制となっており、混雑時には待ち時間が発生する可能性があります。
もし事前に行くことが決まっている場合は、予めオンライン購入しておくと安心です。
Kaiserliche Wagenburg Wien – 馬車博物館
https://www.kaiserliche-wagenburg.at/
黄金の戴冠式馬車をはじめとした、ハプスブルク家が使用した国用馬車やトイレ付きの旅行馬車・黒色の葬儀用馬車などが展示されている他、ミニチュアやアクセサリー等も鑑賞することが出来ます。
馬車博物館自体そこまで広い場所でもなく、ガイド無しで単発12ユーロと他施設に比べ若干高いですが、実物の王族馬車は間近で見ると本当に迫力満点で一見の価値あり。
博物館の入り口もシェーンブルンの正門近くにあるので、サクッと宮殿だけ見に来たという方でも、もし時間があるなら寄ってみて損はないです。
Marionette Theatre – マリオネット劇場
https://www.marionettentheater.at/
250年の伝統を持ち、この劇場の演奏技術だけでユネスコの無形文化遺産に登録されているというハイレベルな人形劇場。
モーツァルトの有名なオペラ「魔笛」や子供向けの「子供の魔笛」「ヘンゼルとグレーテル」「アラジンと魔法のランプ」などなど、オペラ・オペレッタ・バレエ・ミュージカルまで毎日様々な公園がスケジュールされています。
マリオネットと聞くとどうしても子供向けのイメージが先行しがちですが、なんとこの公演、魔笛などの長いものだとまさかの2時間半近くの演劇が繰り広げられる、ガチのやつです。
本家の魔笛も一般的な演奏時間は3時間前後かかることから、これがただの子供向けコンテンツではないことはお分かりいただけるかと。
とは言え40分程度の短めな演目もありますし、上述で触れた「子供の魔笛」は1時間15分で見終わることが出来ます。
演目によってチケット価格も異なりますが、安いものだと15ユーロから鑑賞できるので、小さなお子様連れの際にはおすすめの一つです。
Schlosskapelle – 宮殿礼拝堂
オーストリアの建築家ヨハン・ベルンハルト・フィッシャー・フォン・エルラッハによって建てられたとされる宮殿礼拝堂に、マリア・テレジアの時代の装飾が施された礼拝堂。
宮殿ツアーの入り口近くにあまり目立たずあるため非常に見逃しやすい場所の一つです。
入場はチケットも必要なく無料な上、日曜日と一部の祝日の午前10時にミサ(予約制)が行われているので、タイミングが合えば立ち寄っておきたいですね。
Schönbrunner Bad – シェーンブルンプール
https://www.schoenbrunnerbad.at/
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がかつて水泳を学んでいたプール。
8レーン50mのスポーツプールやフィットネスエリア、ビーチバレーなど、意外にも(?)本格的なレジャー施設です。
また、ここのプールでは独特なギリシャ料理の軽食が提供されており、ミコノス島やイビサ島のおしゃれなビーチ感溢れるスナックはウィーンでもここでしか食べられません。
大人料金で19ユーロですが、昼からの入場、あるいは夕方からの短時間チケットや、学生向け料金、シーズンパスなども多数あり、地元の人のみならずシェーンブルンホテルに泊まる際にも利用しやすいですね。
なおプールは9月中旬から3月までの冬季は閉鎖されるので注意が必要です。
噴水・彫刻
シェーンブルンの敷地内ではあちこちに荘厳な彫刻や噴水を見つけることが出来ます。
実はこれら、その辺の公園にあるようなただなんとなく取って付けたようなものではなく、それぞれに歴史的な背景があって建てられたものなんです。
例えばマリアテレジアの死の直前に完成したネプチューンの噴水や、ハプスブルク家の存続とファラオに言及したとされる金色の鷲のオベリスクの噴水。
あるいは沈む古代の宮殿のような印象を与えるローマ時代の遺跡やヘラクレス・アポロンなど神話に登場する人物たちを形作った彫刻・彫像などなど…。
いずれも無料で観覧できるのはもちろん、フォトスポットとしても存分に映える場所ですので、シェーンブルン内を歩く際はどんどん寄り道してみることをおすすめします。
なお、噴水は10月中旬から4月中旬までは稼働しておらず、また水が出るのは日中の時間帯のみですのでご注意ください。
https://www.schoenbrunn.at/en/visitor-information/opening-times
Panoramabahn Schönbrunn – シェーンブルンパノラマ鉄道
https://www.viennasightseeing.at/schoenbrunn/panoramabahn-schoenbrunn
シェーンブルンの外周をぐるぐる回る列車(というかバス)です。
園内には9つの停留所があり、皇太子庭園(Kronprinzen Garten)から反時計回りに1周45分ほどで回ることが出来ます。
乗っている間はヘッドフォンとオーディオガイドでの案内(日本語は無し)があるので、初見でも大体どのあたりにいるのかは分かるようになっています。
特に丘の上近辺では木々が多く美味しい空気と眺めを楽しむことが出来ます。
ただしこの鉄道の真価は景色そのものではなく、やはり移動手段としての側面。
正門入口~動物園へのショートカットもなかなか便利なんですが、最大のメリットは歩かずに丘の上のグロリエッテに辿り着けることです。
足腰に自信の無い方のみならず、夏であれば大の男でも結構しんどいグロリエッテへの丘登りをこれ一本で解決できるのは非常にありがたいですね。
15ユーロの1日チケットで何度でも乗り降り自由なので、もちろん帰り道も苦になりません。
詳しくは後述しますがグロリエッテでは食べ放題のビュッフェがあるので、たらふく食べた後にこれを利用するコンボが快適です。
上記サイトでも時刻表やルートの確認ができますが、始発は10時で以降15分刻みで次の鉄道が来ます。
時期にもよりますが最も日の長い夏季期間は最終17:30発です。
動物園内を走るショートコースも
パノラマ鉄道は上記のルート以外に動物園内東の象エリア(Elefantenpark)と北のチロラーホフエリア(Tirolerhof)を往復するルートもあります。
https://www.viennasightseeing.at/schoenbrunn/transfer-bahn-tirolerhof-zoo
こちらは途中下車できる停留所も無い10分程度の短いルートで、3ユーロで乗ることが出来ます。
同じく始発は象エリアから10時、以降30分刻みで夏季期間は最終18:00発です。
シェーンブルンのお食事処
広いシェーンブルン園内にはジャンルや趣きが全く異なるレストランやカフェが点在しています。
Schloss-Restaurant Schönbrunn Joseph II.
予約・メニューはこちらから。
http://www.restaurant-schoenbrunn.at/
皇帝フランツ1世の長男ヨーゼフ2世の名にちなんだレストラン。
屋内席はもちろんなんですが、日暮れ時のテラス席は眼前にブドウ畑も広がっており非常に雰囲気も良いのでおすすめ。
王道なシェーンブルン観光には外せない場所です。
ただ、シェーンブルンを代表する格式高いインペリアルな雰囲気もあってか、全体的にメニューは高め。
特にここのレストランの名物としても知られる子牛のシュニッツェルは30ユーロ弱と値は張るんですが、やはりそれだけの人気はあるようです。
他にも約15ユーロ弱でリーズナブルな日替わりメニューもあるため、ここでは出費を抑えつつ他の施設巡りに充てるのもアリですね。
営業時間
10:00~22:00
※料理は21:00まで。
ワインテイスティング
https://www.restaurant-schoenbrunn.at/weinverkostung
ここのレストランでは厳選された5種類のウィーンワインと、それに合う「Heurigenjause(ホイリゲンヤウセ)」と呼ばれるチーズやハムなどのおつまみプレートのテイスティングコースを楽しむことが出来ます。
大人1人45ユーロと決して安くはありませんが、宮殿を背景に名ブランドの多いオーストリア産のワインを味わえるとなれば、黙っていられないワイン好きの方も多いでしょう。
Gerstner K. u. K. Hofzuckerbäcker
シェーンブルンには、ウィーン中心部に本店がある宮廷御用達の菓子店「Gerstner(ゲルストナー)」の店舗が正門近くの騎士棟にあります。
予約・メニューはこちらから。
https://www.gerstner.at/schloss-schoenbrunn/cafe-restaurant-shop/
菓子店のカフェといってもメニューはレストランに近く、伝統的なウィーナーシュニッツェルやメランジェ、アップルパイ(シュトルーデル)を味わいながら、城訪問ツアーに備えて体力を回復することが出来ます。
また、お店ではゲルストナー・シェーンブルンのオリジナルグッズも販売されているのでお土産選びに寄ってみるのもおすすめ。
営業時間
月~日 10:00~20:00
※朝食メニューは11:30まで。
アップルパイ調理ショー
https://www.gerstner.at/schloss-schoenbrunn/hofzuckerbaecker-show/
ここのゲルストナーではオーストリアの伝統菓子であるアップルパイ「Apfelstrudel(アプフェルシュトゥルーデル)」の調理ショーを1日4回開催しています。
話している内容自体が分からなくても支障がないくらい分かりやすく職人技を魅せてくれるのでご安心。
アプフェルシュトゥルーデルはここゲルストナーに限らず街中の菓子店でもよくお目にかかるスイーツなので、こういった調理工程を一度目にしておくだけでも非常に理解が深まる良いきっかけになります。
ショーの開催時間は以下の通り。
- 11:00
- 12:00
- 15:00
- 16:00
基本的に現地予約となるので、宮殿や動物園の散策の予定に合わせて当日事前に寄っておくと良いです。
Café Pavillon
予約・メニューはこちらから。
4月から10月までの夏季シーズンしか開店していない宮殿庭園カフェ。
シェーンブルンの北東門「Meidlinger Tor」近くにあり、バラ園を見渡しながら優雅にお茶をすることが出来るため、気分はまさにお貴族さま状態。
また毎週金曜日の午後3時からDJライブを開催していたり、20%割引クーポン付きのヨガ教室を開いていたりするので、気になる方は事前のチェックをおすすめします。
営業時間
月~金 10:00~18:00
土日祝 9:00~18:00
※営業期間は4月から10月まで。
※朝食メニューは13:00まで。
Schönbrunner Stöckl Restaurant & Dinnertheater
予約・メニューはこちらから。
https://www.schoenbrunnerstoeckl.com/
シェーンブルンの北東門「Meidlinger Tor」近くにあるレストラン兼劇場。
なんと女将がそのまま舞台に上がる、他店とは一線を画したディナーを提供するお店です。
女将が作った美味しい手料理を食べながら女将の舞台を見るという女将愛に溢れたひとときを楽しむことが出来ます。
劇も古典的なものからイケイケなものまで様々で、ドイツ語が分からなくても雰囲気だけで十分時間を忘れられるほど。
また金曜・土曜限定の串焼きXXL盛りもおすすめの一つで、純粋に料理だけでも一度は訪れて損はありません。
Gloriette Café
予約はこちらから。
https://www.gloriette-cafe.at/
上述でご紹介した宮殿背後の丘の頂上にあるグロリエッテのカフェ。
ウィーン全体で見ても、眺めの良いカフェという点ではここがベストと言っても過言ではありません。
店内では楽器演奏などが行われていることも多く、丘登りで火照った体をリラックスしながら休めることが出来ます。
営業時間
9:00~日没まで
※朝食メニューは11:30まで。
通常のメニューももちろん魅力的ですが、腹ペコさんには土日・祝日に提供されている「Sisi buffet」もおすすめ。
ここオリジナルのケーキやパンを存分に味わえる週末限定のビュッフェメニューです。
https://www.gloriette-cafe.at/en/sisi-buffet/
Gasthaus Tirolergarten
予約・メニューはこちらから。
https://www.zoovienna.at/besuch-und-tickets/essen-trinken/
ヨハン大公にちなんで建てられたガストハウスのレストラン。
動物園南門「Tirolergarten」のすぐそばにあります。
動物園寄りに位置しており眺めも良く、また比較的近いグロリエッテのカフェと比べて幾分価格帯もリーズナブル。
リゾットやグーラシュ、ソーセージなどシンプルに食欲をそそられるメニューが揃っているのでお腹の好き具合によってはこちらの方が好きという方も多いかと。
営業時間
10:00~19:00
※料理注文は11:00~18:00まで。
Café Restaurant Kaiserpavillon
予約・メニューはこちらから。
https://www.zoovienna.at/besuch-und-tickets/kaiserpavillon/
動物園の中心部に位置する歴史あるバロック様式のカフェレストラン。
大きなテラスがあり、周囲の動物を眺めながら腰を落ち着けることができます。
神聖ローマ皇帝フランツ1世が建てたという歴史的背景からも察せられる通り、もちろん内装もきらびやかなものとなっており写真を撮るには抜群のお食事処と言えます。
朝食やお子様向けメニューも取り揃えているのですが、非常に目立つ場所にあり、席数もそこまで多くは無いため時間帯によってはかなり混むということは事前に知っておくと良いかもしれません。
営業時間
9:00~18:30
※料理注文は18:00まで。
Café Restaurant ORANG.erie
予約・メニューはこちらから。
https://www.zoovienna.at/besuch-und-tickets/cafe-restaurant-orangerie/
動物園内西側に位置する開放的な雰囲気のレストラン。
カフェというよりはカレーソーセージや韓国バーベキュー風ハンバーガー、ピーナツソースのうどん(!)など比較的ワールドワイドなファストフード店といった方が正確かもしれません。
こちらでもKaiserpavillon同様朝食やお子様向けメニューも取り揃えています。
営業時間
9:00~18:30
※料理注文は18:00まで。
Schönbrunner Schloßcafé
シェーンブルン正門を通るとすぐ左手にあるカフェ。
散策を始める前に手軽に腹ごしらえしておきたい時や、お土産屋も併設されているため寒暖が厳しい日の待ち合わせの場所として重宝します。
暖かい料理も多少あるものの、メニューの多くはサンドイッチやスープ、ケーキなどが占めているので、がっつりお腹にたまるものを食べたい場合はすぐ近くのゲルストナーやヨーゼフ2世の方がおすすめです。
Lindt Chocolade Boutique Schönbrunn
日本でも高級チョコレートブランドとして知られている「Lindt」の専門店。
ウィーン市内で計3店舗、オーストリア全体でも計8店舗しかない内の一つで、市内中心部の店舗よりも混んでいないのがポイント。
また、毎年3月のイースターシーズンやクリスマス時期などにはイベント商品を取り扱うこともあるので気になる方は一度チェックしてみることをおすすめします。
シェーンブルンのホテル
園内に1つ、園外側に5つのホテルがあります。
Schloss Schönbrunn Suite
https://www.austria-trend.at/de/hotels/schloss-schoenbrunn-suite
シェーンブルン内にある唯一のホテル。
名前にスイートと付くだけあって価格帯もそこらのホテルとは大きく異なりますが、閑散期のシーズンを見計らえば決してべらぼうでもない価格帯です。
というのも公式サイトで現在提供されているプランでは、1泊朝食付き2名分の料金で790ユーロ。
きらめく石があしらわれた天蓋付きのまさにお姫様ベッドや映画に出てきそうなキッチン、モダンなバスタブなど、167平方メートル以上の広々としたバロックデザインのお貴族様の一部屋に泊まれることを考えると、私の様な一般人の金銭感覚からしても「一度は泊まってみたいなぁ…」と希望が持てる価格帯ですよね。
旅行の予算に余裕がある方はぜひ検討してみてほしいホテルの一つです。
シェーンブルン近くの提携ホテル
現在シェーンブルンそばには計5つのホテルがあります。
- Hotel Viktoria Schönbrunn
https://www.hotelviktoria.co.at/ - Austria Trend Parkhotel Schönbrunn
https://www.austria-trend.at/de/hotels/parkhotel-schoenbrunn - Austria Trend Hotel Maximilian
https://www.austria-trend.at/de/hotels/maximilian - Springer Palace
http://www.springer-schloessl.at/de/ - Hotel Bergwirt Schönbrunn
http://www.hotelbergwirt.at/
いずれも価格は同じくらいで、日本円換算で約20,000円前後から泊まれる価格帯となっています。
ウィーン観光全体を考えれば、中心部から少し遠いこの辺りでホテルをとるのは位置的にあまりメリットがある事ではないのですが、そもそもシェーンブルンの全てを初見1日で回りきるのも現実的にはほぼ不可能なレベルで、何日間か掛けて他のウィーン観光の合間にシェーンブルンを回るというスケジューリングも可能となることから決して悪手ではありません。
位置のデメリットも眼前を通る地下鉄U4があれば中心部までせいぜい10分程度と実質大した問題ではないですし、中心部の同じグレードのホテルに比べれば比較的安めなことからも十分検討しがいのある選択肢と言えます。
シェーンブルンの料金形態
実はこのシェーンブルン、施設によって運営会社が異なるためか、チケットの料金体系が非常に分かりにくい構造となっています。
基本的には現地のカウンターか、もしくは以下の公式サイトでチケットを購入することになります。
https://www.imperialtickets.com/
ただ、よくよく見てみると全エリアに入れるチケットかと思いきや動物園は全く別だったり、動物園関連がセットになっているかと思えば動物園の近くにある砂漠の家は別料金だったり、あるいはチケットさえあれば無料で入れるものと、無料ではなく割引で入れるものなど種類が豊富。
また、一部の施設では他の公式サイトでパッケージチケットを販売している所もあり、上記サイトですべての種類のチケットが買えるというわけではないので注意が必要です。
ここでは特に悩みやすい、ツアー種類の違いや割引率の高いチケットなどを重点的にご紹介します。
そもそも1日で全てを回るのは困難
宮殿ツアーで概算1時間、動物園で大体2~3時間は普通に回ってもかかります。
グロリエッテへ続く丘を登るだけでも30分弱かかりますし、カフェ・昼食などでも2時間はかかるでしょう。
そもそもウィーン観光という日程の中で、朝イチでシェーンブルンに来て丸1日見て回るかどうかも人によって判断は異なると思いますし、基本歩きっぱなしになるので適度な休憩を挟んでいくと、初見でメインコンテンツをすべて見て回るのは時間的にも体力的にも相当厳しいということをまず念頭に置きながらチケット選びをするのがポイントです。
宮殿内ツアーの種類
シェーンブルンのツアーは宮殿2階の全40部屋が対象ですが、チケットによってその全てを観覧できるものとそうでないものがあります。
- Grand Tour
グランドツアーは宮殿の全40部屋が対象。 - Imperial Tour
インペリアルツアーは宮殿中央と西側の27部屋が対象。 - State Apartments
ステートアパートメントは宮殿中央の9部屋が対象。
ガイドツアーの違い
良く勘違いされやすいですが、専用チケットがあるガイド付きツアーとオーディオガイドは全く別のものです。
ガイド付きツアーは
- Guided Tour Maria Theresia(マリア・テレジアのガイドツアー)
- Guided Tour Franz Joseph(フランツ・ヨーゼフ1世のガイドツアー)
の2つがあり、それぞれ専任ガイドが付き添いで案内してくれるというもの。
前者はマリアテレジアに関連のある宮殿中央・東側・1階の一部施設を、後者はフランツ・ヨーゼフ1世に関連のある宮殿中央・西側を回るルートです。
いずれも所要時間50~60分、土日のみの案内となっています。
対してオーディオガイドとはガイド無しのツアーでも各部屋の詳細を音声で聞きながら回れるというもので、ガイド無しツアーすべてで利用可能なものです。
単発チケットは割高
当たり前と言えば当たり前ですが、価格帯に関わらず各施設単体の入場チケットはパッケージチケットに比べ割高です。
なるべく単発チケットは買わなくて済むよう、そしてパッケージチケットを複数買う際には入場施設が被ることのないよう注意しましょう。
割引率の高いチケット
特に割引率が高く、内容も充実しているチケットを3つご紹介します。
Classic Pass
4月~11月の下記シーズンのみ購入可能なパッケージチケット。
- 宮殿グランドツアー
- 皇太子庭園
- 迷路
- グロリエッテ展望テラス
- オランジェリー
内容は上記の通り宮殿ツアー以外はそこまで優先度は高くない場所ですが、それぞれ単発で買うよりはやはり割引率が高く、シェーンブルンの雰囲気を味わえるところが詰まっているのが魅力です。
ただし、シェーンブルンのもう一つの目玉アトラクションでもある動物園関連が一切含まれていないので注意。
また、子供博物館・馬車博物館・グロリエッテへ続くパノラマ鉄道なども含まれていないので別途購入する必要があります。
Classic Pass Plus
4月~11月の下記シーズンのみ購入可能なClassic Passの強化版。
- 宮殿グランドツアー
- 360°VRツアー
- 動物園
- 皇太子庭園
- 迷路
- オランジェリー
- グロリエッテ展望テラス
- 砂漠の家
- パームハウス
Classic Passの2倍近い価格と安くはありませんが、不足していた動物園やVRツアーが含まれています。
ただし、同じく子供博物館・馬車博物館・パノラマ鉄道などは含まれていないなど、すべてを網羅しているわけではありません。
また、上述の通り宮殿ツアーと動物園を1日で回る場合非常に駆け足気味となるので、時間や体力に不安がある場合は通常のClassic Passと動物園関連施設のパッケージチケットを別の日に購入するというのも一つの手です。
Kombiticket Kindermuseum Schönbrunn & Irrgarten & Tiergarten
- 子供博物館
- 迷路
- 動物園
子供が特に楽しめるアトラクションのパッケージチケット。
子供向けという事で逆に宮殿ツアーは一切入っていないので、個別に購入する必要があります。
このチケットから動物園を抜いたチケットもあり価格も約1/3と安いので、場合によってはそちらもおすすめ。
Kombiticket Tiergarten Schönbrunn & Palmenhaus & Wüstenhaus
- 動物園
- パームハウス
- 砂漠の家
Classic Passで不足していた動物園関連の入場がまとまったチケット。
割引率はそこまで高くありませんが、シェーンブルンを回りつくすにあたってClassic Passとの併用が非常に効果的です。
Vienna City Cardなどの提携カード
ウィーン観光施設の割引に交通機関の利用料が含まれたVienna City CardやVienna Passなどがあります。
これらのチケットも買うべきかどうかは判断が必要なところですが、もし既に持っている、もしくは購入予定の場合にはシェーンブルンでも割引が効くようになるので忘れずに提示するようにしましょう。
Sisi Ticketはお得?
チケットサイトではSisi Ticketというものも提供しています。
- シェーンブルン宮殿グランドツアー
- ウィーン王宮シシィ博物館
- ウィーン家具博物館
上記3施設への入場が割引となったパッケージチケットで、特にシシィという愛称で呼ばれたエリーザベト皇后の軌跡に重点を置いたセレクトとなっています。
そのため、これらの施設に行く予定があるならもちろんお得ですし、逆にそこまで興味がない様であれば貴重な時間もかかることから他のチケットの購入を検討した方が良いです。
園内の移動時間節約にはパノラマバスも併用で
上記でご紹介した様に、シェーンブルン園内の移動は基本徒歩となります。
特に多くの方が足を運ぶであろうグロリエッテや動物園へは宮殿から多少距離がありますので、時間をかけないコンパクトなスケジュールを組んでいる場合はパノラマバスのチケット購入も予め済ませておいて損はありません。
また、一度園外に出て通常の交通機関のバスを利用するというのも奇策の一つ。
行き先を間違えないように注意する必要はありますが、ウィーン市内を移動するならどのみち交通機関の短期定期チケットは持っているかと思いますので、シェーンブルンの外周をバスで移動して正門まで戻るといったことが可能です。
理想は2日かけての散策
これらのチケットの住み分けからも分かる通り、Classic Passで宮殿関連に1日、Kombiticket Tiergartenで動物園関連に1日を費やすのが最も無理なくダブりなく効果的にシェーンブルンを回れるプランかと思われます。
さらにClassic Passを使用する日を土日祝日にすることで、グロリエッテカフェでシシィビュッフェを味わえます。
2日あれば園内で食事をする機会も数回あると思いますので、その際に他のカフェやディナーショーなどに足を運んでみることも出来るかと。
もちろんウィーンの観光名所はここだけではないので、シェーンブルンばかりに時間をかけない選択肢も当然ありますし、カフェやレストランも他にたくさん良いお店があるのは言うまでもありません。
ただ、もしこのハプスブルク家にゆかりのある場所でのんびり過ごせる機会があれば、ぜひ駆け足ではなく景色や空気、そして料理を味わいながら観光してみることをおすすめします。
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