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大丈夫だ、問題ない…オーストリアでの生活費を計算する際の注意点
公開日: 情報, 長期滞在, 小ネタ・雑記 大丈夫だ、問題ない…オーストリアでの生活費を計算する際の注意点

-そんな生活費の計算で大丈夫か?

これからオーストリアで生活すると決めた時、誰しも「これくらいのお金でやっていけるかな?」と自身に問いかけると思います。
海外での慣れない生活を前に、少し節約気味だけど無難にやっていける金額をはじき出すのは、簡単な様で中々難しいんですよね。

家賃は?食費は?光熱費は?交通費は?シュニッツェル費は?等々人によって答えが変わる部分があるため一概にいくらという答えは自分自身にしか出せませんが、今回はその中で2点見逃しやすいことをご紹介していきます。

どれくらいの期間住むのかという点

オーストリア移住前の段階で先に目星のアパート等が見つかっていれば、生活費の大きな割合を占めるお家賃を確定させることができるのでかなり現実的な金額が分かる!と思ったらちょっと注意が必要です。

なぜかと言うと、1つ目はオーストリアでの生活費水準は年々上がってきているからです。

https://pic.statistik.at/web_de/statistiken/index.html

そんな毎年ちょっぴりしか変わらなさそうな意識高い系のこと気にしてどうすんだ?と思われるかもしれませんが、日本人が日本で暮らすのと、オーストリアで暮らすのとでは「簡単に働けない」という大きな違いがあります。

これは

  • 本来オーストリア国内で働くのに必要な労働許可証が簡単に取得できないということ
  • 実際に働くとなると言葉の壁が立ちはだかること

が理由です。

労働許可証は滞在許可証の様に書類やまとまった生活費の証明ができれば誰でも取れるといったものではなく、年間で取得できる数が限られている状態で昔から取れるか取れないか分からない外部要因が絡む状態の様です。

また、日常生活での「ドイツ語が話せる」と仕事をする上での「ドイツ語が話せる」は中々に違うもので、仕事となるとどうしてもネイティブと臆することなく話せるくらいの慣れが必要になります。
もちろん業種によって違いはありますが、例えば比較的メジャーで募集数が多いウェイター1つとっても、お客さんの注文聞き間違いはNGですし料理の質問をされることだってしばしばあるわけです。
仕事をしている以上、我々外国人でも(完璧でなくても)ある程度はネイティブと渡り合えるドイツ語の経験が必要なのは想像に難くないと思います。

ちょっと脱線しましたが、そんなこんなで簡単に働けないとなると、毎年僅かであっても生活費が増えていくのはおっかないですよね。

特に注意したいのが不動産価格の上昇です。

私が学生の頃(そんな大昔ではないです…)は1LDKで交通アクセスはまぁまぁの物件狙いで、月の生活費400ユーロ切れるぜ! 😎 みたいな音大生も知り合いにいました。
ご存じの通りウィーンは交通網がかなり便利ですので、トラムか地下鉄1つでも近くにあるか、乗り継ぎ1回で地下鉄行けるならOKみたいなアクセスの物件なら音出し可の物件でもちょろちょろあったんですよね。

私が最初に住んでいた物件はNeubau(詳しくはこちら)で目の前トラム「D」、何なら歩きでもリンクまで10分くらいの(今思えば)好条件でお家賃420ユーロでした。

ところが、というか当時はどうしようもなかったのですが4年後私が学校を卒業した時のお家賃は約480ユーロ。

単純計算で毎年15ユーロ上がっていたことになります。

不動産会社の物件でしたので、個人の大家が勝手にみたいなことでもなかったんです。
そのアパートは卒業時に引き上げたたためその後の推移は詳しくないですが、この前仕事中サボってふと気になって調べてみたら、同じ建物の別の部屋で600ユーロを軽く超えていたため「マジkっ…」って思わず声が出ました。

実際の所、オーストリア全土、特にウィーンで不動産の価格上昇は激しい様で、一戸建て・二戸建て住宅の(物件自体の)価格は2016年から40%上昇し、アパートの価格は22.5%上昇しているそう。

コロナ禍でもその勢いは収まらなかったのか、むしろコロナ禍だから勢いがついたのかは知ったこっちゃないですが、来年以降も上がるのはかなり間違いなさそうですよね。

生活用品・食品についても全く同じです。実際やっぱりお値段は上がっています。
まぁあんまり過去の話すると「ワシが学生の頃は~ 😡 」みたいになっちゃうのでアレですね…。

そのため、冒頭に戻りますが、「どれくらいの期間住むのか」というのはそれなりに重要だと思っていて、仮に学生の方で多い4年の期間で考えるのであれば、4年後の生活費基準は+150~200ユーロくらい考えていても全然大げさではないと思います。

というかぶっちゃけ長く住んでいたら家電だって新しくしたり増えたりしますし、スマホの月額等細かい諸々でそれくらいの金額は普通に上がります。たぶん。

ですのである程度の年数住むことを予定しているのであれば、ちょっと金額にバッファ持たせとくのが無難と思っています。

為替相場の変動

2つ目の注意点は為替相場です。

これも実際に経験してみないとあんまり実感できない部分ですが、1ユーロ100円で払うお家賃400ユーロと1ユーロ170円で払うお家賃400ユーロでどれくらい存在感が違うか、と言えば想像しやすいでしょうか。

残念なことに私はどちらも経験しました。

仮に生活費として計算しやすく1,000ユーロで考えてみると、その差7万円です。
よほどの事がない限り、今はそこまで大きな差が出ることはそうそうないと思いますが、それでも1ユーロ+20~25円くらいは想定に入れておいた方が安全かもしれません。

もちろんこれは日本とオーストリアでお金の両替があって初めて生じる問題なので、日本から仕送りしてもらう学生の方等日本円を原資に生活費を充てる場合の話です。
もしくはオーストリア駐在で日本に仕送りをされる方ですかね。(ユーロが安くなる場合)

お金の問題だからこそ慎重に

社会人であれば副業やバイトでプラスの収入を得ることも一応可能ではあるため万が一の打開策は残されていますが、学生の場合上述の通りそうはいきません。
生活費がキリキリになった際日本での学生よりも、また社会人よりもシビアな状況になります

「行けば何とかなる!」「がんばれば何とかなる!」といった心意気も大事だと思いますし、考え込んでたら海外生活なんてどんどん遠のくものですが、ただ何とかならないことも起こりえるしその可能性はなるべく潰しておくのも大事だと思いますので、これからオーストリアへの長期滞在を考えている方はちょいと参考にして頂ければ幸いです。

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