海外生活において日本で滅多に経験できないことの一つが他国の人たちと友達になる事。
特に語学学校や音大・音楽院に入ると色んな国の人たちと交流を持つことになります。
その中で特に気になってしまうのが中国・韓国人とのお付き合い。
他の国に比べTVやネットでは日本との交流はあまり良い印象が無いのもあってつい警戒してしまいがちですが、友人を持つことと国同士の話なんてのは関係が無くネット上の風評等もあまり鵜呑みにしない方が良いという事は知っておいて損はないです。
というのもオーストリアに来て初めてできる友人がオーストリア人というのが普通なのかは分かりませんが、私の場合最初にできた友人は中国人でした。
たまたまかなのか自分の場合オーストリア人だけでなくアジア人とも知り合うことも多く、その際に気付いたこと・知っておきたい点(というほどのことはないですが)を紹介します。
使うかもしれないドイツ語
China{キーナ}(中国)
Korea{コリア}(韓国、Nord・Südを付けて北朝鮮・韓国と分けることも)
※ちなみに北朝鮮の方はあったことが無いですね。
別に悪い人は(滅多に)いない
テレビやネットを見てると、「中国人は~」とか「韓国人は~」とか悪い話が目に入ることが多いので、意識してなくてもなんとなくネガティブな印象があるかと思いますが、少なくともオーストリアで暮らしていてそんなイメージ通りの人はいませんでした。(もちろん人によるという前提はありますが…)
正直私も最初は結構ビビっていたのですが、普通に接して普通に話せる普通の友達ということにすぐに気づきました。
別に怒ってない
中国語の会話って謎に声が大きくて怒ってる感じ 👿 に聞こえますが、別に言い争ってる訳ではないそうです。
結構意見はド直球
中国・韓国関係なく女性はハッキリしていますね。
政治的・宗教的な話はしない(少なくとも最初は)
外国人相手に限った話じゃないですが。
しかし気心の知れた仲であれば問題ないですね。
何かの拍子にそういう話をすることもありますが「日本ではこういう風にニュースで報道されてるけど、そっちではどうなの?」といった感じで聞くと「いやこっちではこんな風にニュースになってるよ」とか意外に面白い事実が聞けたりします。
ただそれに無いして反論とか「いやこっちの方が正しい!」みたいなことはお互い言わないですし、特に気にもしません。(私自身正直政治とかはあまり興味が無いというのもありますが)
「やっぱお互い印象操作されてんじゃね、hahaha 😀 」みたいなノリです。
常識は違うかもしれない
結構大事なことで、国が違うと学んでいる常識が違うというのは知っておいて損はないと思います。
実際あった話ですが日本(自分)・中国・韓国の友達と話していて「まぁ寿司とか拉麺(ラーメン)ってのは韓国が起源だしね」という話になり、「(マジか… 😯 )う~ん?自分含めて多分日本人のほとんどは寿司が日本料理だって思ってるはずだけど違うのかな?」とちょっと聞いてみた所、別に敢えてとか悪意があって言ってるようなことではなく本当にそういう風に教えられてきたようでした。
その場にいた中国の友達もおそらく同じ疑問はあったと思いますが、別にお互いそんな話で言い争いたい訳ではなかったので深くは聞きませんでしたが。
あまりこの話題はしない方が良いのかなと思い、他の韓国の友人に聞こうとも思わないので本人だけの当たり前なのか一般常識なのかは分かりませんが、他人の常識と自分のそれが違う時に真っ向から否定するのは良くないって話です。
他には中国の友達に夕食を作ってもらった時に知ったのですが、中国では招かれた時に完食するのは「まだ足りないぞっ 😉 」という意味で失礼になるようですね。
その友達も日本ではそういうマナーはない(むしろ完食がベター)という事も知っていたので「別にどっちでもいいよw」とは言っていましたが、例えばあまり親しくない・年上の方にお呼ばれされる様な機会があれば注意しておきたい所です。
ドイツ語がダメなら英語で話す
昔は私自身もドイツ語にそこまで慣れていなく(もちろん今でも自信をもって話せるとは言い難いですが)、相手もドイツ語が苦手だとお互いドイツ語でなんて言うか分からない時があったりするんですが、そういう時は英語で話したりしてます。
「茶葉(Teeblätter)」が出てこなくて「Tee…tea…leaves!」みたいな感じです。
もちろん逆のパターンもあり、ベースの会話は英語で分からない時だけドイツ語も交えてってことも。
ちなみに中国人は結構人によってまちまちですが、韓国人はもれなく英語が話せる人にしか会ったことが無いです。(何かやらなきゃいけない教育システムなんですかね?)
三国無双で盛り上がる
ゲームする中国人のお友達ならまずおすすめ。戦国無双にもその流れで知り始める人多いみたいですね。
美味しいキムチの作り方を知ってる
韓国人のお友達がいれば聞いてみましょう。家庭の味みたいなのがあるようで、辛くて旨いとはどういうものか教えてくれます。
辛いのに強い
中国人も韓国人もほんとに辛さに強いようで、自分は2口目で「あっ、これやばいやつだ…」と諦めるような真っ赤なラーメンでもまるで真夏のそうめんの様に涼しい顔して食べてしまいます。
しかし我々にとっては劇薬レベルの場合もあるので、家の夕食におよばれしたときなんかは予め辛いのがダメと伝えておいた方が良いかもしれません。(迫真)
ちなみにご存知「辛ラーメン」はウィーンでもアジアンショップで売っているのですが、日本国内で売っているものに比べてなぜか辛いです。
こちらでは韓国直輸入の物が売っているようですが、日本の方は日本人向けの辛さなのかもしれません。なので食べる時は卵1個と茶碗一杯のご飯も必須です…。(なお、卵はちゃんと火を通した方が良いです)
いただきますは言わない
これに相当する表現はあるらしいですが、特に普段言わないようです。
でも一緒に食べる時は真似して「イタダキマースw」なんて言ってます。
乾杯は言う
「ガンペイ!」「コンベ!」とかありますが私は空気読まず普通に「カンパーイ! 😛 」と言っています。
多分お互いなんて言ってるかほとんど聞いてないですね。勢いが大事です。
グラスをチンッとするのは共通。
地理的に近いながら国民性・文化の違いがあり、実際に話してみてわかることはたくさんあります。
多分向こうから見ても「日本人ってここが変わってるよね」みたいなところがあるはずですし、こっちも「え、それなんで?」と思ったことは普段から聞くようにしていると余計な誤解を招かずに済むことも多いです。
中・韓に限らず相手の国についてどう思うかと目の前にいる友人については全く別の話という事を知っておくと、色んな人と知り合える機会がぐんと増えるのでこれからオーストリアで新生活!って方は是非実践してみてください。