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オーストリア人は金持ち?オーストリアの貯蓄とお金の使い方
公開日: 情報, 長期滞在, 小ネタ・雑記 オーストリア人は金持ち?オーストリアの貯蓄とお金の使い方

オーストリアで生活していると、何だか日本の大人よりもこっちの大人の方が人生楽しんでんな…と思ったことはないでしょうか?

別にセンチな気分とかそういうのではなく、日本もオーストリアも普通に働いている生活のはずなのに、なんだかこっちは時間的にも金額的にも余裕があるのかな?物価の違いか? 🙄 という疑問を持った方もいるのではないでしょうか。

今回はそのあたりのお金事情についてご紹介します。

※なお、コロナ禍での経済停滞事情はここでは無視します。

オーストリアの貯蓄世帯の割合

https://www.ipsos.com/de-de

オーストリアでは全体のおよそ25%、4分の1の世帯には貯蓄がないとのこと。
集計年度、世帯の年齢、性別(男性20%強、女性30%強)や州(ウィーン20%強、ブルゲンラント40%弱)によって違いはあるものの、おおざっぱな割合としては日本のそれと似たような数値ですね。

ちなみに「貯蓄がない=貧乏」と捉えられがちですが、収入は多いけど使い切るという層もいるので一概には貧乏とは言い切れません。あくまで収入と支出のバランスの問題です。

※金額については年齢や世帯人数によってかなり変わるので割愛。

ヨーロッパ全体から見るオーストリアの生活費

https://www.destatis.de/

ヨーロッパでの比較では、オーストリアの生活費はほぼ中央あたりの様です。

ドイツを基準とした場合に、オーストリアの生活費は+5%程度高いというデータがあり、これによると一番高いのはスイスで+51%、一番低いのはトルコの-64%。
意外なのがフランス+4%で、オーストリアとほぼ変わりません。
イタリアは逆に-9%でこの2国はもっと高いものだと思っていました。

ヨーロッパ全体から見るオーストリアの住宅価格

https://ec.europa.eu/eurostat

住宅価格の上昇は物件購入ならもちろん、賃貸でもそのお家賃に反映されます。
通常生活費の中で一番の割合を占めるのはお家賃なので、物件価格の上昇はゆるやかな生活費の圧迫を意味します。

2021年4月~6月の前年同期比で見てみると、オーストリアの不動産価格は11.7%上昇しました。
現状はヨーロッパの平均よりも高くなっている状態です。
既にコロナ禍だった2020年も人口増加と低金利で不動産価格は急騰しており、というかそれ以前からもじわじわ上がってきていたことを考えるとまだまだ伸びそうですね…(適当な予想ですが)

お金にそこまで余裕があるわけではないのはどこも同じ

でもオーストリアで生活していると、みんなそんな余裕ない風には見えないし、エレガントなレストランにもグイグイ行くし、旅行とかも行きたい雰囲気ゴリゴリ出してますよね?

勝手な想像ですが、同じような立場でも日本だと「ハハ…旅行なんて最後に行ったのいつだっけな… 😥 」っていう状況になりがちなのに、なぜそんな人生楽しんでます感出せるかというと2つ理由があると思います。

ボーナスの存在

あくまで個人的な意見ですが、オーストリアで一般的な年収がある人の生活費の余力(可処分所得)は日本とそう変わらなく、ある程度意識して節約しないと中々お金が貯まらないような感覚もほぼほぼ同じもんだと思います。

ただし、会社員として働いた場合で、オーストリアが日本に比べて圧倒的に有利なのが夏・冬のボーナスです。
日本でもある程度の規模以上の会社だと当たり前に出るのかもしれませんが、地方だと正社員でもボーナスの有無が会社の業績に左右されることは結構ありますよね。

以前ご紹介しましたが、オーストリアでは会社が傾いている等の状況でない限りボーナスの支給は法律で定められているため、安定して年2回収入の予定に入れられるわけです。

有給の存在

これももちろん日本にあるものですが、日本の場合「は?有給取んの…?(圧)」の空気があります、よね?
昔よりも大分改善されましたが、まだまだ休みを取ることへの無言のハードルはあるかと。

対してオーストリアではそういう空気感はなく、夏なんてむしろ1・2週間もの長期休暇が普通です。(というか夏のボーナスは本来そのためにあります)

この2つのおかげでどこか旅行に行くのがとてもしやすい環境が出来上がっています。

そもそもオーストリア人は仕事第一ではない

オーストリアに限らず、というか日本だけ異常かという疑惑もありますが、ヨーロッパの人は人生の過ごし方に真剣なのだと思います。

美味しいものを食べたり、美術品や景色など美しいものを見たり、カフェでまったりとした過ごしたり、家族や友人とわいわいしたりと最優先がまずあって、それを支える収入を得るために仕事をしています。(仕事で何かを成し遂げたいってこともあるかと思いますが)

残業が圧倒的に少ない社会が実現しているのもこの考えが第一にあるからかと。

先ほど挙げた「みんなそんな余裕ない風には見えないし」というのもエレガントなレストランにグイグイ行くために普段の朝・昼ごはんは節約して週末のディナーは良い所で、っていうメリハリをつけているとのこと。

個人的にはこの考え良いなと思っていて、いわゆる将来のため、老後のためという具体的にいつか分からない時のために節約するよりも、今週末の自分へのご褒美のために節約する方がかなりモチベーションは保ちやすいなぁと。

また、そういった体験のためでなくても目に見える還元として「今年の夏は暑いから、旅行に行く代わりにクーラー付けてキッチン改装しちゃおうか!」みたいなボーナスの使い方ができるわけです。

そのため日本と比較して収入の額自体は大きく変わらなく※、貯蓄世帯の割合もそう変わらないものの、人生の充実具合はオーストリアの方が濃いんじゃないかというのが私の考えです。

※日本円換算だとオーストリアの方が若干良いです。(詳しくはこちら

要はお金を貯める・使うのメリハリがついてる

これのために節約する、という目的意識が強いということですね。
上述したように貯蓄世帯の割合が日本と変わらないのは、節約する目的が大体年内に達成するためという予想が付きます。

使う前提なのもアレですが、中々貯蓄が上手くいかないよって方は参考にしてみるとよいかもしれません。

(おまけ)留学生のお家賃事情

https://www.immowelt.at/

上述のオーストリアの住宅価格のついでですが、例えば首都ウィーンでは40㎡のアパートお家賃の中央値が550ユーロで(平均ではありません)、70~90㎡の家族向けアパートお家賃は1,010ユーロです。

ですが、これを3人でシェアした場合1人当たり337ユーロで済み、月213ユーロの節約ができることになります。
もちろんバスルームやトイレは共同となりますが十分検討する価値はある、というデータがあります。

こっちではアルバイトが中々難しい事情もあり、確かに学生にとって200ユーロは大人にとっての2億ユーロくらい価値がありますよね。

ウィーンだけでなくインスブルックやザルツブルクも似たような中央値で、一番その差が少ないのはフィラッハの90ユーロ。
音楽留学だと音出しや練習時のお互いの防音等考えるべき部分はありますが、これからお部屋を探す方がいれば検討してみると良いかも?です。

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