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場合によってはもらえないことも?オーストリアで働く際の年金の事
公開日: 情報, 長期滞在, 小ネタ・雑記 場合によってはもらえないことも?オーストリアで働く際の年金の事

年金…今ではもらえる金額や期間がどんどん下げられるんじゃないかと見守られている様な存在ですが、国民年金は加入必須だし働いてたらは天引き…。名前は違えどオーストリアでもその辺は日本と一緒で、払う金額の事は考えてもなるようにしかならないので、いかにもらえる金額を増やせるかを考える方がちょっとは気が楽なのかもしれません。

今まではあまり気にしていなかったんですが、つい最近私自身会社員からフリーランスになってふと「あれ、そういえば年金ってどうなってんの?…ていうかもらえるのか…? 😯 」と気になり出して夜しか眠れなくなってしまったので調べてみました。

日本の老齢年金は最低10年!

平成29年8月からは国民年金の保険期間が10年以上あれば老齢年金を受け取ることができるようになったそうです。知らなかった!

https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2017/20170801.html

海外で働く方にとっては25年から10年というのは結構大きな違いですね。

年金加入すべき国は企業の本籍地で異なる!

そもそもオーストリアで日本企業がどれくらいあるのかは分かりませんが、日本企業の海外支店で働くような場合、基本的には日本の厚生年金に加入していられるようです。(H.I.S.とかそうなのかな?)あくまで就職しているのは日本国内で店舗が海外にある、というニュアンスですね。

逆にオーストリアの企業に就職する場合、あるいは個人事業主として働く場合、日本の厚生年金には入れないためオーストリアで年金を払っていくことになります。ちなみに日本の国民年金には加入できる(というか強制加入)ので、ダブルで払っていくか、もしくは海外転出届を市役所に出すことで日本に住んでいない状態にした上で、国民年金の免除申請を提出することが出来ます。

オーストリアの年金って?

オーストリアの年金も構造は日本と似たようなもので、金額や期間・支払われる条件等細かい部分だけが異なります。
定年後にもらえる老齢年金(Altersrente)の最低保険期間(加入しなければならない期間)はオーストリアでは15年(180ヶ月)で、女性は60歳・男性は65歳が定年になっています。
ただし2024年以降女性の定年は徐々に引き上げられ、2033年から男性の定年と一致するようになるようです。

※最低保険期間の条件は生年月日によって異なる部分があります。

社会保障協定って?

年金というのは基本的に最低期間加入する必要がありますが、日本国外で働いている期間がある場合、その国で加入した期間が受給に必要な期間に足りない場合があります。
払っている方からすれば、それだとただの払い損になってしまいますよね。なので「保険料の二重負担」を防止するため、そして年金受給のために必要とされる加入期間の要件を満たしやすくするために、「社会保障協定」というものがあります。

https://www.nenkin.go.jp/service/shaho-kyotei/20141125.html

海外の年金加入期間を日本の年金加入期間と合計でき、5年間は海外の年金加入を免除できる、メリットしかない制度なのですが、超絶残念ながら現時点で日本とオーストリアでは締結していません。(ドイツやフランスとは協定締結しているようですね)

将来オーストリアも締結になると良いですね。

現状オーストリアで働くなら15年以上を見据えるのがベター!

上記の様に日本で10年・オーストリアで15年という最低保険期間があるため、払った年金保険料を一円たりとも無駄にしないためには両方の保険期間を超えるように働く必要があります。
我々日本人の場合、日本の国民年金の加入が先になることが多いと思いますので、オーストリアで15年加入という条件がやはり関門になりますね。

今後社会保障協定が日本とオーストリアでも締結されたり、年金のルールが変わったりすればもっと少ない期間でも条件をクリアできるようになるのかもしれません。

もちろんオーストリアだけで働いていく場合には逆に日本の年金の事は考えなくて大丈夫です。

よく海外で働くというのは言葉や生活習慣の違いが大変と言われますが、こういう長期スパンの人生設計においても色々と考えなきゃいけないところがありますね。

例えば日本で家やマンションを買うのに住宅ローンを組もうと思っても、20代30代を海外で働いてきた様な場合早く買わないと定年前にローンを払い終わることが難しくなります。

お子さんがいらっしゃる方の場合、幼年期を海外で過ごさせるべきかどうか等(私はそれも良い思い出になると思いますが)、明確な答えの出ない悩みも考えなければなりません。

オーストリアに住もうという方は、私を含め人生攻め寄りな気概の持ち主が多いと勝手に思っていますが、なるべくイイ感じの方に舵を切れるようお互いがんばりましょうね。

とは言っても、人生なんてそうそう思い通りにいかないけど…。

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