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実際休みは多い?働く日数から見るオーストリア
公開日:2019.6.26 更新日: 情報, 長期滞在 実際休みは多い?働く日数から見るオーストリア

日本に比べオーストリアの社会人が自慢できることの一つに休みを多くとれる事があります。

実際の所、年間の祝日日数は日本とオーストリアではそれほど違いはありませんが、取得できる年間の有給日数の多さと有給を消化することに一切躊躇しなくてよい国民性の違いにより(というかそれが普通なのかもしれませんが)、社会人の実際の毎年の休みの数はオーストリアの方が圧倒的に多くなっているわけです。
そんなオーストリアの「有給のしくみ」について紹介します。

オーストリアの有給は基本5週間!

毎年5週間の有給がベースになります。マジかよって感じですね。
5週間というのは土曜日も働いている場合は30営業日・土日休みの様な週5日勤務の場合は25営業日です。もちろんここには日曜日と祝日はカウントされません。

なお、会社に入社して即5週間もらえるわけではなく、最初の2週間で1営業日、次の1か月で2営業日、さらに2ヶ月半で5営業日と伸びていきます。※
そうして半年後(7ヶ月目以降)に5週間を受ける権利がもらえるシステムなんです。

※土曜日も働いている場合それぞれ1営業日・2.5営業日・6営業日となります。

ベテランは6週間もらえる!

勤続年数26年目以降は年間有給ベースが6週間になります。
26年と聞くと1つの会社で50代半ばとか、もうそのくらいのベテランの話に聞こえますが実際には以下の加算ボーナスがあるためそこまでではないです。

・最低6か月以上続いた他社(EU内)での勤続年数(最大5年間)
・義務教育を除く学期間(最大4年間)
・高等(大学)教育期間(最大5年間)

この中から合計で最大7年間、大学の卒業等をした期間があれば最大12年間を26年から差し引くことができます。

未消化有給は2年持ち越し!

例えば2017年度分の5週間を使わなかったとしたら、2018年・2019年に有休をとる場合は2017年度分から使用されることになります。
この間、育児休暇(Elternkarenz)を取る場合はその分使用期限が延長されます。

有給申請は早めに!

実際の所そこまで厳密にしていないとか独自のルールが存在する会社もあるかもしれませんが、基本的には取得したい有給日の2週間前までに書面で(会社に書式があるはず)通知する必要があります。
実際その日に有休を取得できるかどうかは会社の(業務上の)都合も考慮しなければなりませんですが、一度決まった有給は業務上重要な理由でない限り取り消すことはできません。

有給は休み!

文章にすると当たり前のことに思えるのですが、ここは日本の感覚と違う所でもあります。

何かというと有給休暇中は仕事をする責任はない、という事。

どれだけ着信があろうがメールが100件来てようが、休みは休み、という認識がこちらではあります。
我々の感覚からするとその後の休み明けが怖いからとか、相手も急いでるかも! 🙁 という思いから電話くらいなら・メールくらいならとついついしてしまうものですが、社会全体で休暇中は絶対防御状態という認識があるので、連絡を取りたい方からしても「あっ、休みならしかたないか… 😉 」と思える様です。
なのでそれに不満を持つ人はいないですし、みんなが休むので社会もそれに合わせて上手く回るんですね、たぶん。
逆に日本人の感覚から「なんでSlackすら返事が来ないんだよぉ!?」なんて思うのはオーストリアの感覚からするとちょいとおかしいわけです。
我々の感覚からすると、そんなんでホントに仕事に影響ないの!?とか思っちゃいますが、みんなでやればそれが普通という良い例なんだと思います。

休暇中に病気になった場合

せっかく長期で休み取ったのに食中毒になっちゃったよ! 😥 って時。
こういう場合、条件さえクリアしていればその期間の有給は無かったことにしてくれます。

・病気が3日以上続く
・故意または重大な過失による病気ではない(病気に故意があるのか謎ですが…クーラーの前で寝たとか…?ヨーグルトじみた牛乳飲んだとか…?)
・病気になってから3日以内に会社に報告

1日で寝たら治るような風邪は対象ではないという事です。
なお、有給は無かったことにしてくれます(=有給の消費カウントを取り消してくれます)がその時に申請した休暇がその分伸びるわけではありません
7日間の休暇が5日間病気になったからと言って12日間になったりはしないです。
この場合、最初に申請した休暇明けの出勤日か、それより遅い病気が完治した日に出社して来いよ!という事になります。

休みが多いことは良いことづくめではない

当然ながら誰もが多く休めるという事はその分不便もあるという事で、ご存知の通りスーパーやお店の営業時間は日本の方が長く、土日だって諸々閉まっていて不便に思うことは多々あります。

また仕事上で連絡を取らなければならない社外の人がいきなり長期休暇に入り、その人が帰ってくる前に仕事の締め切りがやってくる…なんて絶望の話も聞きます。(これは段取りの問題でもありますが…)

なので実際生活していく上でどちらが良いなんてのはなかなか簡単に決められないものですが、それでもやっぱり休みが良い!って方は是非オーストリアで働くのもライフプランに入れてみてください。

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