当然ながらこちらにはラーメンやお好み焼き・カツカレー・お餅やおせんべい等は普及しておらず滅多に食べられません。
しかし代わりにシュニッツェルを筆頭にコルドンブロイやらシュマーレンやらパラチンケンやら肉!チーズ!小麦バンザイ! 😆 みたいな家庭料理が多く、ビールやワインは安かったりで伝統的にかなりハイカロリーな食文化です。
当然ながら食べる量は同じでも、オーストリアに住むようになってから日本にいるよりはるかに体が重くなりやすいと思います実感します。
こちらの1日の平均摂取カロリーはなんと3,600~3,800kcalほどらしく、日本の1.4倍くらい(日本のちょっとダイエットを意識している女性と比べるを約2倍)高いそうです。
というか、世界的に見ても超上位で年度や統計の取り方によっては1位アメリカより摂取カロリーが多いらしいです。
まぁ、そりゃそうですよね…アメリカのバター揚げレベルの逸品はさすがに見かけませんが、小麦と肉とチーズがメインな上コーヒーに生クリームのっけてみたりしてるので確かに…って納得してしまう所です。
気になりますよね。しらたきとかこんにゃくとか海苔とか、「豆腐とか春雨でもまぁいんだけど何かこう料理で代用できるそういう系のやつ」…
特にないんです。そういうの。
一応キヌアとかクスクスとか、よく話題に上るような食材はヘルシーコーナーとかで探せば売っていますが、もっとお手頃でどこのスーパーにも売ってるような普通だけど実は超ヘルシー! 😳 見たいのものは、この国には無いようです。
また、サプリメントも無いわけではないですが、日本の様にメタボとかダイエット系のものはほとんどありません。あるのはマルチビタミンとかカルシウムとか、栄養素を摂取する目的のものが多いですね。
もちろんカロリーだけの話ではないですが、普通に野菜・果物をかじったり、パンのところをライス(海外ではライスはヘルシー扱いです)に変えてみたり、ジャガイモや鶏むね肉・魚を多めにしてみたりするのが普通なようです。
ちなみに豆腐は「Tofu」、こんにゃくは「Konjak(お酒のCognacと注意)」で売ってたりもします。(高いですけど)
あと「煮物」という概念もあまりなく、煮た料理としてスープだったりシチューだったりは一般的ですが魚の煮つけとか肉じゃがみたいな料理は見ません。
また、飲み物では清涼飲料水の種類があまり豊富ではなく、カロリーの多いジュースか水か炭酸かが多くポカリとかアクエリアスとかDAKARAポジションのものがそこまで多くないです。
上記のように食事内容に変化をつけるとなると結構な負担があるためか、日本と違いこちらのダイエットは汗をかくことがメジャーです。
ジムも結構ありますし、朝夕はドナウ川沿いとかみんな走ってます。こちらの記事でも紹介しましたがウィーンでは自転車も市が推奨してます。
サマータイムで夏は仕事や学校終わりでも明るいうちに運動しやすいですし、街中をジョギングしている人も多く全然目立つ事はないので、環境としては日本より運動に取り組みやすい国なのかなと思います。(あとアプリとかも距離計測系がたくさんあったり)
また特にウィーンに限らず交通の便が良い街だとほんとに車いらずの生活でもほとんど不便がないため、必然的に歩く距離が増えるのが消費カロリーと摂取カロリーが増える要因のひとつなのかなとも思います。(地方行くともちろん車社会ですが)
別に食べたい時は食べた方が良いですし、どちらが良い悪いとかdisりたいわけではないですが…
等々、私は頭の片隅に意識するようにしています、最近…。
もしこちらに住み始めて「シュニッツェル美味しいけど最近お腹出てきたな~、今までは全然だったのに 🙁 」って方はちょっとだけ参考にしてみてください。