空港の「ラウンジ」って行ったことあるでしょうか?国際空港だとほぼどこでもある、ちょっとリッチな空間です。
ゆったりくつろげるイスでごろっとしたり、食べ放題・飲み放題・Wifi・ネット・新聞・マッサージ・(充電できる)コンセント・シャワー等々、空港で出発まで快適に過ごせるので、特に待ち時間が長い場合はおすすめ。
しかしタダでは使えない!
この快適空間はもちろん無条件・無料では利用できません。
通常はビジネスクラス・ファーストクラスを利用する等でその航空会社のラウンジが無料で利用できるようになったりしますが、そうでない場合は有料です。
航空会社や空港によって異なるものの、ここウィーン・シュヴェヒャート空港では33ユーロで利用可能。
基本的に一度の利用はMAX3時間までなので33ユーロが高いか安いかは人それぞれかと思いますが、乗り継ぎで時間が空いている時なんかはずっとロビーで座って待っているより良いですよね。
シュヴェヒャート空港のラウンジは4種類!
https://www.viennaairport.com/lounges
JET Lounge
営業時間
5:00~21:00
ゲートB・ゲートCに近いラウンジ。シャワー有。
AIR Lounge
営業時間
5:00~24:00
ゲートDに近いラウンジ。
SKY Lounge
営業時間
5:00~22:00(Schengen)
5:00~22:30(Non-Schengen)
SKY LoungeはゲートF・ゲートGに近い「Schengen」とゲートGに近い「Non-Schengen」の2つがあります。共にシャワー有。
Austrian/Star Alliance-Lounges
営業時間
5:30~22:30(Schengen Austrian HON Circle Lounge)
5:30~22:30(Schengen Austrian Senator/Star Gold Lounge)
5:30~22:30(Schengen Austrian Business Lounge)
5:30~23:30(Non-Schengen Austrian HON Circle Lounge)※
5:30~23:30(Non-Schengen Austrian Senator/Star Gold Lounge)※
5:30~23:30(Non-Schengen Austrian Business Lounge)※
オーストリア航空会員のラウンジで「Schengen」3つ・「Non-Schengen」3つの計6つラウンジがあります。シャワー有。
※オーストリア航空のサイトだと23:00までとなっていますが…
ラウンジはすべて雰囲気やサービスが異なるので、気になる方は上記の公式サイトでチェックしておくのが良いです。場所も地図で載っています。
特に長旅にはありがたいシャワーの有無は重要で「AIR Lounge」には無いので注意。
PC環境・Wifiはどのラウンジも利用可能ですが、充電するコンセントプラグの形・電圧は日本式ではないので予め用意しておきましょう。(Cタイプ・230Vです。詳しくはこちら)
利用料は?
前述の通り大人1人33ユーロです。
ただし、家族割があり
- 大人2人+子供2人までで69ユーロ
- 大人1人+子供2人までで49ユーロ
で若干お得なプランもあります。(子供は14才迄)
また、3時間以上利用希望の場合は1日料金(78ユーロ)もあるようです。
どちらの場合も直接カウンターで支払う他、下記から予約も可能。
でもプライオリティパスがあれば無料でラウンジを利用できる!
プライオリティパスとは世界中の空港ラウンジを無料または割引金額で利用できるようになるカードです。
https://www.prioritypass.com/ja/join
会員ランクが3種類あり、利用料が1回US$32になるスタンダード(US$99)、スタンダード・プラス会員(US$299)と、利用料が無料になるプレステージ会員(US$429)があります。
スタンダード・プラス会員は実質スタンダード会員+10回分の無料枠ですね。
ん~?ちょっと待って、32ドル…?
前述の通りシュヴェヒャート空港ラウンジの利用料は大人1人33ユーロです。(プライオリティパスで有効な3時間料金)
という事は仮にスタンダード会員だと1回数百円程度の割引という事になります。(為替レートにもよりますが)
世界にはもっともっと高い空港ラウンジがあるんでしょう、会員になるのに99ドル掛かることを考えると、シュヴェヒャート空港だけの利用では相当の回数ラウンジを利用しないと元が取れません。
これは利用料が無料になるプレステージ会員にも言えることで、45,000円以上の年会費の元を取るというのは食べ放題で元を取るよりはるかに難易度が高いです。
また、同伴者は会員ランクに関わらずUS$32掛かります。1人が複数のプライオリティパスを持っていたとしてもです。
到着時は使えないことが多いので注意!
プライオリティパス、というか空港ラウンジは基本出発時にしか使えません。そもそも出発時の検査ゲートの向こう側にしかない所が多いですし。
なので思いの他利用機会が限られるんですよね。ちなみに上記「Austrian/Star Alliance-Lounges」はプライオリティパスの対象ラウンジではないのでご注意。
この辺を考えると、プライオリティパスっているかな?と悩んでしまうところ。
そもそもプライオリティパスはクレジットカード付帯でもできる
大体ゴールド・ブラック以上ですがクレジットカードにプライオリティパスが付いているのを利用する、という事の方が多いようです。(その方が年会費もかなり安く済みます)
種類は色々あるようで「プライオリティパス クレジットカード」等で検索するとわんさか出てきますので興味のある方はググってみてください。
プライオリティパスをその年会費を払って持つ、というのはかなり海外旅行が多い場合や、もしくは会社で出張時の福利厚生に利用する場合等が適している様。羨ましい限りです。
また、クレジットカード付帯だと同伴者料金も無料になるカードもあります。
ていうかラウンジっている?
もちろんひとそれぞれですが、個人的には「シャワーが使える」のが最大のメリットだと思います。
乗継を経験したことがある方はご存知かと思いますが、下手すると丸1日24時間お風呂に入れない状態が続くような事もある中、途中でリフレッシュできるというのはかなり嬉しいですよね。(特に夏!)
私も経験がありますが、飛行機に乗る前に荷物持ち上げたりして汗だらだらになんてなったらもう絶望です。
また、純粋に足を伸ばしてくつろげるのも乗継中では大変助かります。
昔エミレーツ航空乗り継ぎでドバイ空港に行った時には人が通路で普通に寝そべっていてびっくりしましたが、普通はそうは行きません。しかしどこの空港も柔らかそうなソファは椅子取りゲーム状態なことがほとんど。
逆に私の場合あまりお腹の調子に自信がなく、長旅の時にはあまり食べないようしているのですが、それ以上に食い意地も張っているので食べ放題なんて目の前にチラつかされると、これはもうダメな訳です。限界まで…! 😡 なので個人的にはこの辺あまりメリットには感じないんですよね。
しかしラウンジの良し悪し以前にそもそもそんな時間無い、というのが一番重要な問題です。空港にそんな早く到着するならもっと街を観光するなりで時間を潰すでしょうし、乗り継ぎに時間がガバ空きすることもよほどでないと無いと思います。
ただ夜出発でホテルに居られないとか、便が1つ遅れることになったとか、イレギュラーなことも無いとは限りません。
そんな時には頼りになるのでぜひ行ってみてください。