【定番】ウィーンの老舗アイスサロンとドイツ語でのアイス注文の仕方

オーストリアで春を満喫するおすすめの過ごし方の一つがアイスサロン巡り。
もちろんアイスを食べるのに季節なんて気にする必要は本来ありませんが、秋冬は寒いし夏はアイスがすぐに溶ける…、腹を下す心配も無くのんびりとアイスを楽しむなら必然的に春から初夏くらいがベストシーズンです。
今回はオーストリアでのアイスの注文の仕方や、ウィーンの歴史あるアイスサロンなどを厳選してご紹介します。
オーストリアのアイスクリームはジェラート系
イタリア・フランスと美食のライバル達がすぐ側にいるだけあってオーストリアはアイスもハイレベル。
アイスと言っても触感は全般的になめらかで、ソフトクリームのようにしゃばしゃばと溶けてしまうほどではなく、ねっとりと濃厚な舌触りがオーストリアの一般的なアイスの特徴。
イタリアのジェラートから歴史的に大きく影響を受けているようです。
また日本のラーメン店のようにアイス専門店(Eissalon / アイスサロン)の数も多く、さらにカフェやケーキ屋・イタリアンレストラン等が自慢の自家製アイスをメニューに取り入れているため、その競争率はシュニッツェルよりはるかに高いくらいです。
アイスサロンでの注文の仕方
と言っても大したことは聞かれないので、もしドイツ語が話せなくても一度体験すれば簡単です。
使うかもしれないドイツ語
das/ein Eis{アイス}(アイス)
die/eine Tüte{トゥーテ}(アイスのコーン)
die/eine Waffel{ワッフェル}(アイスのワッフル)
der/ein Becher{ベッヒャー}(アイスのカップ)
die/eine Kugel {クーゲル}(本来の意味は球。ここではアイスの玉)
まず、店員さんにコーンかカップかを伝えます。
Einmal Tüte bitte.
アインマル トゥーテ ビッテ
「コーンで1つ下さい。」
Im Becher bitte.
イム ベッヒャー ビッテ
「カップで下さい。」
Zweimal Waffeln bitte.
ツワイマル ワッフェルン ビッテ
「ワッフルで2つ下さい。」
カップというのはどのお店もただの紙カップなのですが、コーンとワッフルはお店によって違います。
我々がよく知っているアイスのコーンが「Tüte」と呼ばれるもので、一回り広くて網模様の入った固めのコーンが「Waffel」。

ただし、その定義は結構あいまいでTüteかWaffelどちらかしかないお店が多いですし、Tüteとメニューに書いてあっても実際にはWaffelっぽいものを売っていることも多々あります。
なので「Tüte=Waffel=コーン」くらいに思っておくだけで良いと思います。
続いてアイスの玉を何個乗っけるかを伝えます。
Ein Kugel bitte.
アイン クーゲル ビッテ
「アイス1玉で。」
Zwei Kugeln bitte.
ツワイ クーゲルン ビッテ
「アイス2玉で。」
お店によってはコーンだとアイスいくつまでと決まっていることもあるので聞かれないこともあります。
また、コーンでも「klein(クライン) / 小さい」「groß(グロース) / 大きい」とサイズが分かれていて、それぞれで乗せられるアイスの数が違うことも。
そして本題のアイスを選びます。
書いてある味の名前の読み方が難しいときは「Das bitte.(ダス ビッテ)」だけでも十分伝わりますのでどんどん好きな味を頼みましょう。
ちなみに例えば3玉までのカップで2玉頼んで「Alles.(アレス)」と伝えれば「それで大丈夫です」という意味になりますが、その場合でも「じゃあもうちょっと入れとくか!」みたいなノリで多めに入れてくれたりするので、何種類も必ず頼まなきゃいけないわけではありません。
実際の会話の流れ
店員「So, bitte!」
(ご注文どうぞ!)
自分「Zwei Kugeln im Becher, bitte.」
(2個入りのカップでお願いします)
店員「Welche Sorten?」
(どの味にしますか?)
自分「Schwarze Ribisel und Orange-Brownie.」
(ブラックカラントとオレンジブラウニーで)
店員「…Sonst noch?」
(他にご注文は?)
自分「Nein Alles, danke.」
(大丈夫です)
店員「3,20 Euro, bitte.」
(3,20ユーロです!)
自分「Danke!」
(ここでお金を払う)
何個頼むのが良い?
アイスのタワーって憧れますよね。よくアメリカの漫画に出てきそうなぐらぐらのやつ。
でもゆっくり食べたいのであればBecherの方が絶対おすすめです。
コーンにするのであれば、食べ慣れていてもアイスは多くて3つが一般的な限界かと思います。
というのも外で持ち歩くアイスの溶けるスピードは想像以上でうかうかしていたらアイスが溶けて片手がアイスまみれになってしまいます。
特に夏。
アイスを受け取ったらすぐにコーンのどの角から滴り始めるかを見極めて、下から掬い上げるように舐めとるスキルが身に付きます。
アイス4つなんてのはかなり上級者向けで、アイスを盛ってくれる店員さんもジェンガではないもののそこまで安定性は考慮していません。
食べ歩きしていてついうっかりぽとっと地面にピサの斜塔の様にコーンを突き立ててしまう…ウィーンではしばしばその事故の残骸が転がっています。
そうでなくても正確無比にアイスの山を削らねばならないため、カップルでキャッキャウフフと話しながら食べている余裕なんてありません。
初めての方はまずは2玉くらいでチャレンジしてみた方がいいんじゃないかなと。
どんなアイスの種類があるの?
定番のバニラやチョコ、ナッツやバナナといったものから、ショウガクッキーや塩キャラメル、ポップコーン、ストラッチャテッラオレンジなど変わり種もお店ごとの名物がたくさんあります。
なんなら一言にバニラといっても、どの店も自慢の自家製なわけです。
さわやかなものからマダガスカル産バニラ(Vanilla Madagascar)までその味にも大きな差があります。
特にピスタチオは定番の中でもお店のこだわりが比べられる人気フレーバーです。
Veganes Eisとは?
今では一般的になってきた「Vegane Eissorten」の文字。
これは「Vegane」(ヴィーガン)の方のためのもので、要は動物性の製品・食品を一切使っていないアイスになります。
もちろんその中には卵・乳製品も含まれているため、自然と果物系の味が多め。
少し知っておきたいのが、上述の通り乳製品を使っていないので乳糖不症の方でも気軽に食べられるということ。
特に暑い季節の観光はアイスコーヒーやアイスクリームを多く摂りがちになりやすいので、腹痛になりやすい方は覚えておいて損は無いはず。
アイスサロンってどこにあるの?
ウィーンをはじめどの街にも四方八方アイスサロンがあり、正直なところどの店のアイスも普通以上に美味しいです。
博多ラーメンと札幌ラーメンどっちが美味しい?というくらい味の良し悪しで比べるなんてのは至難の業。
なのでここでは歴史のあるアイスサロンや定番の人気店、特殊なメニューがあるお店を厳選してご紹介します。
Eissalon am Schwedenplatz
住所
- Franz-Josefs-Kai 17, A-1010 Wien
1886年創業のウィーン最古のアイスサロン。
シュテファン大聖堂からアンカー時計時計方面に5分程歩くと簡単に見つけられます。
チョコレートとヘーゼルナッツのカッサータ「Cassata」がおすすめ。
https://www.youtube.com/shorts/Lj-ZmV0RS7w
Gelateria Gamba
https://www.facebook.com/GelateriaItalianaGamba/
住所
- Meidlinger Hauptstraße 6, A-1120 Wien
1928年創業、ウィーンの中でも「伝統派ジェラート」を語るなら外せない、イタリア・ミラノ出身の職人がルーツの一軒。
観光地ど真ん中ではなく、地元エリアにある味も場所も通好みの老舗というポジション。
おすすめはオーストリアの大会で評価された看板フレーバーのレモン(Zitrone)。
Heiling Eismacher
住所
- Meidlinger Hauptstraße 72, A-1120 Wien
1927年創業、こちらも約100年続く伝統の老舗。
地元(ブルゲンラント州)の有機農家のミルクがこだわりのナチュラル系オーガニック志向が特徴。
おすすめはおばあちゃんのアップルパイ(Omas Apfelkuchen)やザルツブルガーノッケルン(Salzburger Nockerl)。
その他にも丸めたアイスをコーティングしたEisknödel(アイス団子)が人気です。
バニラアプリコット、ヨーグルトラズベリー、バニラヌガーが選べます。
Tichy
https://www.tichy-eissalon.at/
住所
- Am Reumannplatz 13, A-1100 Wien
1952年創業、ウィーンのアイスを語るなら必ず名前が挙がる超有名店。
観光客・地元民双方から支持されている「名物アイス」が味わえる場所です。
王道のバニラ、チョコ、ピスタチオなどはしっかり濃厚な他、季節限定のメニューも豊富。
その他、杏(アプリコット)アイスを生地で包みナッツやパン粉のコーティングしたEismarillenknödel(アイス入り杏団子)が1967年からの歴史を誇っており、ここを訪れるならおすすめの一品。
Zanoni & Zanoni
住所
- Lugeck 7, A-1010 Wien
- Burgring 1, A-1010 Wien
- Graben 19, A-1010 Wien
1971年創業、旧市街周辺に3店舗構えている観光中につい寄ってしまう立地が最大の強みの老舗。
濃厚すぎず軽すぎず、誰でも美味しいバランス型の定番フレーバーから変わり種まで幅広い選択肢が特徴です。
おすすめはアイスパフェ(Coppa)やフローズンヨーグルトといったアイススイーツとアイスカフェ、クレープなど。
Schelato
住所
- Schleifmühlgasse 11, A-1040 Wien
- Lerchenfelder Strasse 34, A-1080 Wien
- Antonie-Alt-Gasse 9, A-1100 Wien
味の組み合わせが異常に攻めている、奇抜だけど美味しいことが一番有名なお店。
ザクロ&バジルやサワーチェリー&オレガノ、ライチ&ルバーブといったクリエイティブ系の味やヴィーガンアイスを食べてみるならここがおすすめです。
Veganista
住所
- Neustiftgasse 23, A-1070 Wien
- Margaretenstraße 51, A-1050 Wien
- Alserbachstraße 5, A-1090 Wien
- Taborstraße 15, A-1020 Wien
- Ungargasse 55, A-1030 Wien
- Amerlingstraße 19, A-1060 Wien
- Döblinger Hauptstraße 57, A-1190 Wien
- Lainzer Straße 3-5, A-1130 Wien
- Museumsplatz 1(MQ Haupteingang), A-1070 Wien
- Tuchlauben 12, 1010 Wien
- Flughafen Wien, Terminal 2 – Plaza, A-1300 Schwechat
- Flughafen Wien, Terminal 3, A-1300 Schwechat
2013年創業、ウィーン初の完全ヴィーガン専門ジェラート店。
当然ながら牛乳・卵など一切使用していないので、味がクリアで軽く特に夏でも非常に食べやすいのが特徴。
チョコレートやストロベリーといった定番フレーバーも良いですが、バジルや抹茶、メープルピーカンといったフレーバーがおすすめ。
その他、クッキー2枚の間にアイスクリームを挟んだ「Inbetwiener」も人気です。
Eis-Greissler
住所
- Rotenturmstraße 14, A-1010 Wien
- Neubaugasse 9, A-1070 Wien
- Schottengasse 7, A-1010 Wien
※他都市にも店舗あり。
ニーダーエスターライヒ州の農家発祥、自分たちの牛から絞ったミルクとオーガニック品質が特徴のブランド。
おすすめはスグリ(Johannisbeere)・バタークッキー(Butterkeks)・かぼちゃの種(Kürbiskernöl)が安定して人気ですが、アルプスキャラメルやワイルドガーリックレモン、ゾッターチョコレート、セモリナパンケーキ、ココナッツエッグノッグなどの個性的なフレーバーも試してみる価値があります。
ちなみに酪農場があるクルムバッハ(Krumbach)には、ジェットコースターなどのアトラクションやアイスクリームの歴史と製造工程を巡るアイスクリーム・タイムトラベルツアーなどが楽しめるアドベンチャーパークになっています。
Eiskarussell
住所
- Linke Wienzeile 40, A-1060 Wien
- Rennweg 22, A-1030 Wien
2018年創業、常時新しいメニューが楽しめる個性的なジェラート店。
ローズ&サフラン、キュウリ&ライム、ケシの実&はちみつといった遊び心がありつつ軽めなフレーバーがおすすめです。
Eissalon Mauß
https://www.eissalon-mauss.at/
住所
- Thaliastraße 155, A-1160 Wien
1969年創業、オーストリアのアイスシーズン開幕イベント会場にも選ばれている、約50年以上続く地域定番の店。
アイスのフレーバー自体は比較的王道よりですが、スパゲッティアイス・パフェ・自家製ワッフル・アイスケーキといったアイス&デザートの幅が広いのが特徴。
おすすめはアイス・オブ・ザ・イヤーのカッサータ(Cassata)。
Trento Bortolotti
住所
- Schüttauplatz 2, A-1220 Wien
クリーミーで濃厚なイタリア人オーナーによる本格ジェラート専門店。
おすすめはバニラやチョコが楽しめて種類も豊富なパフェ(Coppa)系。
ピスタチオやストラッチャテッラも本格派。
Zuckero
住所
- Breitenfurterstrasse 1, A-1120 Wien
- Naschmarkt Stand 980 / Schleifmühlgasse, A-1060 Wien
- Josefstädter Str. 73, A-1080 Wien
- Stadtplatz 19, A-3400 Klosterneuburg
2012年創業、「食事に制限がある人でもケーキやアイスを楽しめるように」という想いからスタートした特化店。
ヴィーガン・グルテンフリー・砂糖不使用・乳糖不使用といった条件に全部対応できる店はかなり珍しいです。
おすすめはフルーツ含有量が多く味が濃いフルーツ系。
Eissalon Tuchlauben
https://www.eissalon-tuchlauben.at/
住所
- Tuchlauben 15, A-1010 Wien
旧市街ど真ん中に位置する老舗ジェラート店の一つ。
奇をてらわない定番のフレーバーとパフェ系が揃っているので選びやすいのが特徴。
強いて言えばピスタチオやヘーゼルナッツあたりがおすすめ。
Lindt Schweizer Maître Chocolatier
住所
- Kärntner Straße 53-55, A-1010 Wien
ご存じ高級スイスチョコブランドのリント。
アイスサロンではありませんが、ここのチョコレートブティックではオーストリアでは珍しいソフトクリームが食べられます。
夜のアイスサロンもおすすめ
夏は大体どこも夜遅く(21時~24時頃)まで営業しており、食べてる人も結構いるので夜の散歩がてら食べに行くのはウィーンの風情の一つ。
というか夏なら昼間より涼しく歩きやすいですし、日本ではなかなか夜アイスを食べに出歩くことが無いため、新鮮な感じがして個人的にはむしろ夜がおすすめです。
ウィーンでは特にアイスサロンの数は圧倒的に多く、上記でご紹介している他にもたくさんこだわりを持ったお店があります。
旅行でウィーンを訪れる方も住んでいる方も是非自分好みのアイスサロンを探してみてください。

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