【2025年版】ウィーンの夏の夜を楽しめる定番イベント7選
ウィーンの夏…。
日中の気温はもれなく暑い日が続きますが湿度は日本に比べ幾分か低いため、一言で言えば日本の夏よりもカラッとした暑さが特徴です。
ウィーン在住の方はご存じの様に、この街では夏の暑い夜を楽しく過ごせるようなイベントに街ぐるみで力を入れているため、夏休みとなる6月から9月上旬までは色々な場所でライブや屋外映画、そして屋台市場が開催されています。
今回は数多く行われる祭りイベントの内、2025年度の特に鉄板と思われるナイトライフイベントを7つご紹介。
夏にウィーンを訪れるならいずれも良い思い出になること間違いなし。
Film Festival
https://filmfestival-rathausplatz.at/
ウィーンの夏と言えばこれといっても過言ではないウィーン市庁舎「Rathaus」が例年開催している大型屋外上映祭り「Film Festival」。
第35回目となる2025年の開催は6月28日から8月31日までになりました。
ここ市庁舎前に立ち並ぶ屋台はクオリティもさることながらジャンルが非常に豊富なことが特徴で、気に入った一皿を手に取り大型スクリーンで心ゆくまでコンサートや映画を楽しむ風情は、一度体験すると結構クセになるものがあります。
スクリーンの方も上映ジャンルは多彩で、オペラやクラシックコンサートからロック・ポップ、あるいは音楽に限らずライブや映画まで様々。
今年は故ホイットニーヒューストンやセリーヌディオン、ローリングストーンズ、エアロスミスなどの上映もプログラムされているようなので、時間のある方はぜひ訪れたいところですね。
開催場所
Rathausplatz, A-1010 Wien
開催期間
2025年6月28日~8月31日
開催時間
午後8時30分頃~日により異なる
※屋台は11:00~24:00まで。
入場料
無料
今年は例年と異なり曜日単位でジャンルがはっきり分かれるようになりました。
月曜日はクラシック音楽、火曜日と水曜日はミュージカル・ジャズ・ロック、木~土曜日はポップコンサート、日曜日はオペラの上映となっており、いちいちプログラムを見なくてもなんとなく何が上映されるかは予想できるようになりましたね。
また、毎週金曜日は17時頃から子供向け映画などの上映もあります。
開場自体は普段通りお昼前から開いているため、私の場合適当に飲み食いして元気があったら「見てく? 😉 」みたいな感じです。
何せ毎年色んな国の屋台ごはんが食べられるので、もし上映プログラムに興味が無くても毎年1度は顔を出しておきたいイベント。
プログラムカレンダーはこちらから。
https://filmfestival-rathausplatz.at/programm/
Donauinselfest
熱気に包まれながらワイワイキャッキャするならやっぱり人気なイベントがこれですね。
ドナウインゼルフェスト、ご存知の方も多いと思いますがウィーンで毎年開催されている世界最大の野外音楽祭です。
例年はたった3日間の開催で300万人が訪れるそうでウィーンの人口が200万弱という事を考えるととんでもない人気なのが分かります。
その存在を知らなくても開催中に地下鉄のU1とか乗ってると「なんか人多いしモヒカンいるし騒がしくね?」って思った経験がある方もいるかと。
過去にはコロナ渦の関係で、夏の期間はバスライブ、ラストはドナウでファイナルという流れの年もありましたが、第42回目となる今年は従来通り6月20日~22日にステージ開催という予定に変わっています。
特にドナウインゼルで行われるファイナルは毎年すさまじい人気を誇っており、ウィーンきっての激込み会場と化しますが盛り上がり散らかしたい方にうってつけのイベントです。
開催場所
Donauinsel
開催期間
2025年6月20日~6月22日
開催時間
日により異なる
入場料
無料
プログラムカレンダーはこちらから。
https://donauinselfest.at/programm/
Kino am Dach
https://www.gogogo.at/kinoamdach
場所は皆さんご存じウィーンの中央図書館の屋上。
U6「Burggasse-Stadthalle」から直行なので住んでる場所によってはこっちの方が行きやすい場合もあると思います。
趣旨は市庁舎の「Film Festival」とほぼ一緒で屋外で飲み食いして映画等を鑑賞する場所で、屋上故にほんのちょっぴり風が気持ちいいです。気のせいかもしれませんが。
ただし人はそれなりに多いです。
なお、こちらは入場料は掛かり基本12ユーロ(学生や高齢者等は11ユーロ)で、以下のサイトで事前にチケットを入手しておく必要があります。
https://www.gogogo.at/filmprogramm
もしくは直接現地で購入する場合は映画開始の30分前からになります。
プログラムカレンダーも上記リンクで確認できる通り、第22回目となる今年の開始時間は市庁舎と似たような時間帯です。
開催場所
Hauptbücherei(ウィーン図書館屋上)
Urban-Loritz-Platz 2A, A-1070 Wien
開催期間
2025年6月1日~9月13日
開催時間
6月~7月 21:00~(開場20:00~)
8月 20:30~(開場19:30~)
9月 20:00~(開場19:00~)
上映されるのは新旧あるいはメジャーマイナー様々な映画で、有名なものだとサンダーボルツやミッキー17、ジョーカー:フォリエ・ア・ドゥなどをはじめハリウッド映画ももちろん含まれます。
普段家で見たり、映画館で見たりとはまた違った雰囲気の中で映画を楽しめるので、映画好きな方ならぜひ訪れたいイベントの一つ。
Wiener Volxkino
移動式屋外シネマが特徴のVolxkino。
ウィーン市内全域が上映範囲というかなり大掛かりなイベントで、街の中心1区から23区まで誰でも身近に屋外での映画を楽しむことが出来ます。
開催場所
日により異なる
開催期間
2025年6月26日~9月21日
2025年7月9日~7月14日(Bruno-Kreisky-Park)
2025年7月6日~7月20日(Resselpark)
2025年8月21日~8月23日(Stumm & Laut)
開催時間
日により異なる
プログラムの確認はこちらから。
https://www.volxkino.at/programm
上映開始は大体19:30以降となっています。
内容は割とマイナー映画がメインの様で、フランス・ドイツ・イギリスあるいはオーストリア製の映画がほとんどです。
また7月~8月の間のみ、KarlsplatzやMargaretengürtelなど近くでも上映が予定されています。
Volxkinoとは全く別の上映予定となっているので、お近くにお住まいの方はこちらの方が行きやすいかもしれませんね。
https://www.volxkino.at/projekte
Ottakringer Bierfest
https://www.ottakringerbrauerei.at/de/bierfest/
開催場所
Ottakringer Platz 1, A-1160 Wien
開催期間
2025年6月26日~8月29日の月~土
開催時間
16:00~24:00
入場料
無料
例年開催されている大人気ビールブランド「オッタクリンガー」の酒蔵で開催される飲んだくれ祭りで、パリッパリのソーセージやつまみと共に色々な種類のビールや樽タンクから溢れ出る限定ビールが飲めたり出来る、仕事帰りのリーマンご用達のイベントです。
特に開催初日はビール樽の開封イベントもあるので、通な方は例年カレンダーにチェックが付いています。
また、ここならではのアトラクションとして「ビールヨガ」がおすすめ。
ビールを飲みながらヨガをするというちょっと何言ってるか分からない時間を楽しむことが出来ます。
その他生演奏や醸造所ツアー、パブクイズ等もあるので、そこまでビールの味に詳しくなくてもちょっとした時間なら簡単に潰せてしまうくらいには楽しめます。(というより子供とか普通に遊ぶスペースもあります)
Kultursommer Wien
開催場所
イベント毎に異なる
開催期間
2025年6月26日~8月10日
開催時間
イベント毎に異なる
入場料
無料
ウィーン市内中心部から周辺部まで、多数の以上で約2,000人のアーティストが出演する市の大型イベント。
名前の通り、かなりジャンルが多岐に渡り、ダンスやパフォーマンス、演劇、朗読、サーカス、ジャズ、フォーク、クラシックなどなど色々なジャンルのイベントを見たり、あるいは参加することができます。
今年も6月27日・28日の午後7時30分から「プラーター(U1:Prater)」にてウィーン交響楽団がオープニングコンサートを行う予定です。(入場無料)
参加できるプログラムと聞いて「いやでもドイツ語でしょ…?」と思う方もいるかもしれませんがご安心、イベントによっては英語、フランス語、スペイン語、ヒンディー語などに対応しているものもある、というより言葉なしの手話・ジェスチャーだけでも参加できるものが揃っていますので、一歩踏み出す勇気さえあれば旅行で訪れた方でも普通に楽しめます。
特にお子様向けのプログラムは言葉が分からなくても大丈夫なものが非常に多いので、家族で参加ももちろん可能。
ただ、毎日別の場所でイベントが開催されるのでよほどの時間と体力がないとすべてを追ってくのはかなりキツイですね。
プログラムはこちらで確認できます。
https://www.kultursommer.wien/kalender#kalender/ui
ごく一部のイベントを除き入場料は基本無料で予約も不要です。
ちなみに紙のパンフ
がかなりしっかりしてるので思い出用にもらっておいても良いかも。
dotdotdot
今年の開催予定は残念ながらありません。
開催場所
Volkskundemuseum Wien(民俗博物館)
Laudongasse 15-19, A-1080 Wien
開催期間
2024年8月4日~8月29日
開催時間
プログラム毎に異なる(大体20:30か21:00くらいからスタート)
入場料
無料もしくは任意でチケット購入
民俗博物館の庭で行われる、約100本の短編映画祭。
何というか短編映画を屋外で見れるっていうのが既にシュールなイベントです。
割と遅い時間にスタートですが、長いものでも数十分程度の短編なので寝落ちの心配はありません。
特殊なのが入場料で、基本無料としつつも払える人は払ってね 😉 というスタイルで、過去にご紹介したレストラン「Deewan」に似たものを感じますね。(ちなみにチケットの推奨?金額は6~10ユーロ。現金のみ支払い可です)
https://dotdotdot.at/infos-tickets/
プログラムはこちらで確認できます。(7月中旬よりアクセス可能)
https://dotdotdot.at/programm/
Popfest
開催場所
Karls Garten
Treitlstraße 2, A-1040 Wien
他
開催期間
2025年7月24日~7月27日
開催時間
イベント毎に異なる
※2025年7月3日にプログラムを発表予定。
今年で第16回目のポップミュージックイベント。
他のイベントに比べジャンルが限定されてるのでちょっと立ち寄りがたい雰囲気がありますが、場所はカール教会前のKarlsgartenか、U3「Erdberg」駅側のアリーナ(Baumgasse 80, A-1030 Wien)と、比較的行きやすく入場料も無料なので物は試しで行ってみても良いかと。
人ごみでの盗難には注意
昨今のオーバーツーリズムはもちろんここウィーンでも顕著になっており、人ごみができるのはほぼ避けられません。
オーストリアはヨーロッパ全体で比べても比較的安全な国とは言え、スリや置き引きの類は日頃から起きやすくなっていますので、くれぐれもたんまりお札が入ったお財布が盗られることだけは無い様お気をつけてお過ごしください。
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