オーストリアでテレビを見るのは日本と同じく簡単です。
テレビとケーブルを買ってきて繋ぐだけ。(もちろんテレビ端子がある部屋での話ですが、無い部屋って無いはず。)
私は超PC派で、普段ほとんどテレビは見ないですし、ながらでつけておくこともほぼ無いのですが、オーストリアに長期滞在を予定している方でテレビを買う予定があるのであれば(本当に予定があればの話です。本記事後半参照)、なるべく早いうちに買うことをおすすめします。
なぜかと言うと、異国の地で日本語を話せる相手がいない状況で少しは気が紛れるのと、ドイツ語を耳に慣れさせるためです。
人それぞれ状況は違うでしょうが、大抵はオーストリアに住み始める時に日本人の知り合いは数えるほどか、もしくは一人もいない場合がほとんどだと思います。
そんな状況で新しい生活にも慣れていない・分からないことだらけだと、(私もそうでしたが)なかなか不安を抱かないのは難しいです。
そういう時にテレビをつけてください。個人的な意見ですが私はそれなりに気が紛れました。
PCでも気を紛らわせることはできますが、PCだと自分が望むコンテンツしか見ないですし、何よりこれから必要になるオーストリア訛りのドイツ語に慣れておくためには日常会話だけでは時間が足りないです。
オーストリアのドイツ語は標準のよりもごもごしてますし。
どんな番組やってるの?
バラエティはいっぱいやってますし、「ORF」っていう日本のNHKみたいなチャンネルではニュースが多いです。
他、映画は大抵夜20:15からで日本よりちょっと早いですね。
下記サイトで番組表確認できます。
アプリもダウンロード可能で、内容はHPと似ていますがスマホなら見やすいと思います。
おすすめは情報量が多いニュースと、吹き替え映画です。
ドイツ語って英語に比べて同じ文章の単語数が大抵多いんですが、映画の吹き替えだとセリフの時間は決まっているため、やたら早口で喋っています。それでいて聞こえやすい配慮はされていますし今風の言い回しなので、古風な言い回しのドイツ語教材のCDより生活の中で使うドイツ語の教材としては良いんじゃないかなと思います。
バラエティは…やっぱり国が違うからなのか、日本のバラエティの方が面白いと思います。
きっと笑いどころというか面白いと思うポイントが違うんでしょうね。
もしドイツ語が聞き取れなくても、テレビの人たちが「HAHAHA!」と笑っている所で同じように笑っているとなんとなく分かるようになってきます。(騙されたと思ってやってみてください)
あとアニメですね。
私が住み始めた頃は朝(6時台ですが…)ドラゴンボールの吹き替え版を放送していました。
芭蕉扇とか出てきていたので懐かしいなあと思いつつ見ていたのですが、悟空の声がただの普通の青年声だったのと、謎のオリジナルオープニング曲が印象的だったのを覚えています。
アニメだと見続けるモチベーションも保ちやすいですし、聞き取れなくてもどんなことを言っているのか予測しやすいのでおすすめです。
テレビ見るのは無料?
「GIS」という会社があります。(https://www.gis.at)
基本的にはテレビ・またはラジオ(の機能がある装置)を持っている場合にはここに自己申告・契約が必要で、その後受信料が発生します。
また、申告しないでいると家に調査員(?)がやってきて、テレビ等を持っていると判断された場合にはその場で契約になります。
契約しなければならないのはテレビ・ラジオを持っているかどうかでテレビを見ていない、壊れている等の場合でも契約が必要です。
この辺のなんでよ?って感覚は日本で一人暮らしの経験がある方はおよそお分かりですね。
(これってどこの国でも同じ方式なんでしょうか?)
料金は住んでいる地域・テレビ(とラジオ)の所持かラジオのみ所持の場合によって異なるようでGISのサイトで確認できます。(https://www.gis.at/gebuehren/)
ちなみにインターネットによるストリーミングは受信には当たらないそうなので、契約の必要はありません。(これは現時点での話で、今後もそうだとは限りません)
というわけであると良いけど後々色んな意味で荷物になるテレビですが、Saturnとかでも古い型のはかなり安く売っているのでやっぱりあった方が良いかなと思う方は探してみてください。