毎度トランクの空き具合と相談しながら決め悩むお土産。
和菓子一つ選ぶにも相手の好みまで考え始めるとなかなか決まらないんですよね。
今回はそんなオーストリアの方々にウケる日本のお土産シリーズです。
おススメ!日本のヘルシー食材
「味噌汁 / Japanisch Miso suppe」はもうSushiレベルで周知されている料理で、それに伴って豆腐やワカメ・海苔なんかも今ではよく知られている食材です。
画像検索:MISO suppe
(なんだか自分の知っている味噌汁より豪華な気もしますが)
特にダイエット、ヘルシー志向の方やヴィーガンの方にも気に入ってもらいやすいのがメリットというか、結構喜んでもらえるというのを知りました。
豆腐はともかく持っていくのにも軽くてトランクのスペースも取らないですし。
もちろんインスタントの味噌汁というのも一案です。ちょっと安っぽくなってしまうので友達用かなとは思いますが…。
意外な盲点、乾物系
同じく重さが軽いというメリットもあるひじきや昆布、鰹節、切干大根、干ししいたけなどが意外とウケが良いです。お麩、春雨なんかもそうですね。
贈答用のパッケージも色々選べるので目上の人にも渡しやすいです。
ただ豆腐や海苔ほど知名度は高くないので、日本食も料理もあんまり興味ないって方へだと渡しても「…なにこれ??」という場合も… 😕
UMAMI = Schmackhaftigkeit?
個人的な感覚ですが、そもそもこちらでは旨味という概念が日本ほど重要視されていないような気がしています。
肉!チーズ!パン!という生活のベースになる食材がそもそも旨いという背景があるためなのか、私の説明がズボラなのか「ジューシー(saftig)」「味(Geschmack)」みたいな説明をするとあぁ~なるほどね 😉 、といった理解をなんとなくしてもらえる感覚があります。
逆にあまりウケないものも
高野豆腐ですね。もちろん好きな人は好きなんでしょうが、あれをうまいこと料理できるオーストリア人もなかなかいないと思います。というか私もできないです。
あとは煮干し。こちらはあまりお魚と向き合う機会がない国ですので、生でもなくちっちゃいとは言え、まるごと魚にいくらかの抵抗を覚える人は少なからずいます。
同系統だと桜えびがありますが、こちらはかわいらしさというか料理に色を持たせる側面もあるためか、それなりに喜んでくれる人もいるようです。
うま味調味料という手も
そもそも味の素とかハイミーとか料理に使うのに好き嫌いはあると思うので、もちろん自分がおススメできるものを、という前提はありますが、選ぶのにも運ぶのにも苦労しないですし受け取った方も乾物に比べ抵抗なく試せるというメリットはあります。
東方の怪しい謎の白い粉みたいな受け取り方をする人もいないとは限りませんが。
なお渡したはいいけど「これは何?」と聞かれて困るものでもあり、「これはうま味調味料って言ってね、グルタミン酸ナトリウムが主成分の…」みたいな説明はとてもめんd難しいため私は「とりあえず肉に振ってみ」とか「スープに振っとけ」って言うようにしています。
(もっと丁寧に言うならトリュフとかアボカドって美味しいでしょ?という話をすると良いかもです。ニンニクやトマトも例にすると分かりやすいかと)
近年では日本食もヨーロッパに進出してきているため、つい最近までは得体のしれない食べ物みたいな扱いだった食材たちも受け入れられるようになってきました。
トランクもキツキツ、お土産選びに迷った方のご参考になればと思います。