風邪っていやですよね。
休み明けに引いちゃったり明日は大事な日なのにって時に引いてしまうものです。
周りも季節の変わり目に引く人が多く、私は大体毎年3月くらいに(そして今も)引いたりしてます。
そうなると病院に行くか、薬局(Apotheke/アポテーケ)で風邪薬を買ってくるかとなるのですが、初めてだととても精神的な敷居が高いです。(主にドイツ語の)
病院や薬局で自分の症状をドイツ語で伝えられるかとか、もしかして予約いるんじゃないかとか、オーストリアの薬って日本人飲んでも大丈夫なのかとか、頑張って風邪の薬買って来て実はインフルエンザだったらどうしようとか考えちゃいます。
まぁ、病院に行くのは一回行って見るとこんなもんかと慣れちゃうんですけどね。
そんな時の自宅療養のTippを紹介します。
※なお、私は医者でもなんでもないので紹介するのはあくまで自身の経験や調べた事をまとめたものです。
市販されている風邪薬とは風邪の症状を緩和するためのもので、風邪を治す薬ではありません。
そして風邪の症状(熱・咳・鼻水等)はウイルスと戦って体外に出そうとするために起きるものです。
そのため、それらの症状を抑える薬を飲むと逆に症状が長引いてしまうこともあるそう。(特に解熱剤)
なのでちょっと熱が出たからとかで飲むものではないです。
ただし、(特に)小さい子供の場合症状が辛すぎて眠る事もままならないようであれば、症状を緩和して休息を確保するために飲んだ方が良いそう。
高熱状態で寝ると、変な悪夢の無限ループみたいなのを見るのは経験あるかと思います。
「帰って来たら手洗い・うがいは基本!」というのは子供の頃から知っていても、実際に実行していますか?
「手は洗うけどうがいはめんどい」「そもそもイソジン無いしこっちのうがい薬は信用出来ないし」「今ケバブ買って来たから忙しい」等事情は色々あるかと思いますが、うがいをするだけで大幅に予防率や症状の緩和具合が上がるのでおすすめのルーチンワークです。
また2017年10月からの覆面禁止法(詳しくはこちら)のこともあり、ここではマスクができないため喉のケアは日本以上に重要かも知れません。(元々風邪用マスクはオーストリアでは誰もしていませんでしたが)
イソジンが無くても、というかイソジンがあっても「塩水うがい」が特におすすめ。
舐めたらしょっぱい位の塩水でうがいするだけなのですが、うがい薬と違って体に合う合わないで喉に引っかかり感が残る事もないですし、塩の抗菌・殺菌効果は想像以上です。
しかもこのオーストリアでは、日本ではなかなか手が出せないBad Ischler等の岩塩が易々と手に入るので、自慢げにたっぷり使ってガラガラしましょう。 😎
寝て汗をかく事です。運動しろという事ではないです、念のため。
ベッドで汗をかいた後って気持ちは悪いのですが、やっぱりこれが一番効果的で半日も寝て汗をかけば大体治ってます。
夏は暑くて毛布掛けるのすらいやですが、風邪の時はもう諦めてシーツの上にタオル置いたりして全力でぐっすりしましょう。
そして寝る前・起きた後は水分補給です。
日本では医者も勧めるポカリが定番ですが、残念ながらオーストリアでは手に入りません。
普通に水と糖分を摂るようにしましょう。
ただ、そうなると思い付くのはオーストリア出身の偉大なる「レッドブル」ですが、あれはどちらかと言うと清涼飲料水に属します。たしかに体に良い成分が入っていますが、同時にカフェインも入っており、その目的は体の調子を通常状態からベストな状態に引き上げる事にあります。
風邪の時にはカフェインは良くないようで、体の調子を弱った状態から通常状態に戻す目的の日本で売っている栄養ドリンクの方が適しているそうです。
昔良く言われていた「風邪の時にお風呂には入っていけない」説は、お風呂に入った後の湯冷めを注意しての事だそう。
悟空のように外のドラム缶がお風呂で脱衣所がやたら寒い環境でなければ、お風呂は入った方が良いです。
ただし、あつあつの湯船に浸かり過ぎない、水分補給をしっかりとする、高熱・吐き気・下痢・頭痛の時は控えるといった注意事項はあります。
これらの事をやってもらえれば、2日もあれば元気になるのを実感出来ると思います。
「病院や薬局はちょっと行きたくない…」という方の参考になれば嬉しいです。