【地元民が勧める】ウィーンのリラックスできる散策向き庭園

ウィーン観光と言えばヨーロピアンな街並みを散策して、足休めに歴史あるカフェでコーヒーやケーキを楽しみ、シュニッツェルやソーセージにビール・ワインで腹を満たしてクラシックコンサートやオペラを楽しむ…なんてのが定番な過ごし方ですが、実は地元民が心から勧める過ごし方が一つ抜けていることはあまり知られていません。
もちろん上述のような観光は楽しいものですが、経験者は皆さんご存じのようにとにかく疲れる…!
新鮮ばっかりが次々と目に口に入ってくると、体はもちろん心も気付かない内にいっぱいいっぱいになってホテルに帰ったらぶっ倒れるように眠ってしまうものです。
時間にバッファの無い旅程の場合は仕方ないこともありますが、せっかくウィーンにいるのですから、気付いたら朝、「観光…しなきゃ…」と無理に体を起こすような観光はなるべく避けて欲しいもの。
へたっぴさ…!自分のリラックスのさせ方がへた..。そんなんでビールを飲んでもうまくないぞ…!食えなかったシュニッツェルがチラついてさ…全然スッキリしない…!
地元民全員が同じ意見ではないにせよ、ウィーンに1年2年と住んだ人なら少なくともおそらく同じことを勧める過ごし方が一つあります。
そう、それは散歩です。
ウィーンの公園は心身ともに休まる
これからウィーン観光を考えている方は、ぜひ騙されたと思って一度足を運んでいただきたいのですが、ここでは街中の公園でも郊外でもたくさんの人々が散歩をしています。
人口約200万人が住む都会でありながら、この街には美しい公園や遊歩道がいたるところに設置されているんです。
公園と言ってもコンクリートジャングルのこじんまりとした一角というレベルではなく、端から端まで歩けば数十分はかかるであろう広さのいわゆる庭園がデフォ。徒歩はもちろん、ジョギングをする人、サイクリングをする人、ベンチで読書を嗜んでいる人、サンドイッチを食べている人、昼寝している人などがそこかしこで見つけられます。
周りの建物も日本とは異なるので、軽く写真を撮っても日本の公園とでは全く異なる景色が撮れるのも魅力。
公園の他、カールス教会前の広場やドナウ川沿いのランニングコースなども人気です。
雰囲気はこんな感じ。
とにかくチルいですよね。
ウィーンが世界一二を争うほど住みやすい街な理由の一端が分かってもらえると思います。
そもそもこの街は日本の都心に比べると雨の日が少なく、比較的安定して散歩日和が訪れることも要因の一つかもしれません。
程良く体を動かしたにも関わらず、寝ているよりもなぜか休まる…そんな散策が出来るのがウィーンなんです。
今回は、このウィーンでも特に人気・おすすめの散策スポットたちをご紹介します。
「公園?どこも大して変わらないでしょ」と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。
バロック様式の手入れの行き届いた庭園、彫刻や噴水が輝く庭園、木々がひたすら直線的に並ぶ木立コース、あるいは日本人にはお馴染みの桜が舞う日本庭園なんてのもあります。
当然ながら街中の場所ほど観光客が多かったりするので、自分好みの公園を見つけておくのもこの街に住む人々の嗜みというわけです。
ウィーンでおすすめの散策スポット
Stadtpark
ウィーン市立公園シュタットパーク。
市内リンク沿いに位置する観光客と地元住民の両方に人気の公園。
面積は65,000平方メートル。
営業時間
24時間
ウィーンで最も有名でかつ最も写真に撮られるモニュメントの一つ、ヨハン・シュトラウス2世の金メッキされたブロンズ像をはじめ、シューベルトやブルックナーなどの記念碑が揃う公園としても知られています。
その他にも、ドナウの乙女噴水や高級レストラン、コンサートサロンなどが点在しており、草木だけではない景色が散策を飽きさせない公園です。
Steirereck
公園西側に位置し、世界でも上位に位置する高級レストラン。
決して安くはありませんが、他の中心エリアのレストランよりもお手頃な価格帯です。
Kursalon
Stadtpark南に位置する、1867年5月8日にオープンした歴史ある温泉パビリオン。
かつては飲用治療用の薬用水や鉱泉水を提供するスパでしたが、ウィーンの社交場としてダンスやコンサート会場へと発展。
現在は(かつての所有者であるHans Hübnerにちなんで)「Kursalon Hübner」と呼ばれ舞踏会、結婚式、その他さまざまなイベントの会場として使用されています。
2階建ての4つのホールと、市立公園を見下ろす1,000平方メートルのテラスがあり、年間約500のクラシックコンサートが開催される定番の会場です。
Burggarten
王宮庭園ブルグガルテン。
1818年頃に造営された、神聖ローマ皇帝フランツ1世の庭園。
営業時間
3月1日~3月31日 7:00~19:00
4月1日~10月31日 6:00~22:00
11月1日~2月28日 7:00~17:30
ペット入園不可。
ヘラクレスの噴水の他、モーツァルトなどの4つの記念碑、温室パームハウスやスペイン乗馬学校の馬たちも見られる人気の公園。
街の中心エリアゆえ観光客をはじめ人通りも多いですが、それでも人と肩をぶつけるような混雑はしないので安心して散策出来ます。
Brasserie Palmenhaus Wien
かつての建築家オーマンが建てた温室を利用したカフェレストラン。
1998年に全面改修され、熱帯植物と50種類以上の蝶を飼育する蝶園の左棟、カフェレストランの中央、植物園の冬期保管庫 兼 夏季展示会会場として利用される右棟に分かれています。
営業時間
月~金 10:00~23:00
土日祝 9:00~23:00
料理は21:30まで、朝食は12:00まで。
Schmetterlinghaus
https://www.schmetterlinghaus.at/
年間約500匹の蝶を鑑賞できる通称蝶の家。
虫ゆえある程度人を選びますが、好きな人にはたまらない場所かもしれません。
営業時間
4月~10月 10:00~17:45
11月~3月 10:00~15:45
入場料あり。
Volksgarten
神殿・噴水・バラ園が楽しめるフォルクスガルテン。
フランツ1世皇帝の命により1823年に開園したウィーンで最初の公共公園。
同年たてられたテセウス神殿やエリザベート皇后記念碑、2つの噴水、そして200種類以上・3,000本を超えるバラの木が植えられたバラ園が特徴の人気の公園。
面積は50,000平方メートル。
営業時間
3月1日~3月31日 7:00~19:00
4月1日~10月31日 6:00~22:00
11月1日~2月28日 7:00~17:30
ペット入園不可。
何よりもバラ園が推しなので、お花の映え写真を撮るならここがおすすめ。
こちらも街の中心エリアですが、解放感もあり人の多さは全く気になりません。
Volksgarten Pavillon
https://www.volksgarten-pavillon.at/
グリルも提供しているレストランバー。
冬季はイベント会場としてのみ営業しているので注意。
Theseustempel
https://www.khm.at/ausstellungen/theseustempel
現在は現代美術の作品を展示する場所として利用されているテセウス神殿。
展示会は単発で行われるので、鑑賞できるかはタイミング次第。
Augarten
17世紀から18世紀にかけて狩猟公園として造られ、現在ではウィーンで最も古いバロック様式の歴史ある庭園。
アウガルテン磁器工房・ウィーン少年合唱団の拠点として今も残るアウガルテン宮殿エリア、オーストリア映画アーカイブセンターが人気の他、1940年に建てられた2基の高射砲塔も特徴的です。
面積は522,000平方メートル。
営業時間
3月1日~3月31日 7:00~19:00
4月1日~4月30日 6:30~20:00
5月1日~7月31日 6:30~21:00
8月1日~9月30日 6:30~20:00
10月1日~10月31日 6:30~19:00
11月1日~2月28日 7:00~17:30
ペットはリード必須、芝生や植栽エリアへの立ち入りは禁止。
華やかさは街中の庭園より欠けますが、よりリラックスした散歩を楽しむならこちらがおすすめ。
木立を抜けた先の無骨な砲塔も迫力満点です。
Wiener Sängerknaben
1498年からの歴史を持つ、有名なウィーン少年合唱団の本拠地。
Porzellanmanufaktur Augarten
1718年からの歴史を持ち、国家贈答品として使用されるオーストリアで最も高価な磁器を作るアウガルテン磁器工房。
Das Studienzentrum des Filmarchiv Austria
https://www.filmarchiv.at/de/archiv/studienzentrum
オーストリア映画アーカイブ学習センター。
映画の黎明期から現代までのドイツ語圏の映画作品に焦点を当てた、約20万本の映画アーカイブ・3万点以上の資料ライブラリを利用できます。
Sperling im Augarten
アウガルテン宮殿内の一角にあるレストラン。
高級レストラン寄りですが、中心部に比べると若干価格帯は控えめ。
Flaktürme
https://www.geschichtewiki.wien.gv.at/Flakt%C3%BCrme
ウィーンを空襲から守るため、市街中心部の周囲に配置された高射砲塔ペアの一つ。(指揮塔・砲塔)
残念ながら中に入ることは出来ません。
ちなみにウィーンには他にもArenbergparkのペア、Stiftskaserne・Esterházyparkのペアが史跡として残っています。
Prater
1897年に造られた有名な大観覧車など、昔ながらのアトラクションがある広大な遊園地兼公園。
一般的にプラーターというとウィーン大観覧車がある遊園地の方を指しますが、これの正式名称はWurstelprater(ヴルステルプラーター)。
プラーター公園全体のごく一部を占めるにすぎません。
面積は6,000,000平方メートル。
東京ドーム約128個分のヨーロッパ最大級都市公園です。
1873年には万国博覧会も開催されています。
レストランやスポーツアリーナ、乗馬クラブなどが点在していますが、一番の人気は全長約4.4kmの並木道(Hauptallee)。
直線が続くため散歩やランニングには人気のスポットです。
Wiener Praterstadion
https://www.wienersportstaetten.at/
オーストリア最大のスポーツアリーナ、プラーター・スタジアム。(エルンスト・ハッペル・スタジアム)
サッカーやフットボールなどの試合がここで行われています。
Donaupark
https://www.wien.gv.at/freizeit/donaupark
ドナウ島の中心に広がるドナウ公園。
ウィーンのランドマークとしても知られるドナウタワーや、公園を周遊するミニチュア鉄道などがあり、開放的なスポットとして知られています。
面積は633,000平方メートル。
営業時間
24時間
Donauturm
高さ252メートル、現在もオーストリアで最も高い建造物のドナウタワー。
地上150メートルの高さの展望台からは、晴れた日なら最大80キロメートル離れたブラチスラバまで見渡せます。
また、展望台のさらに上から乗れる滑り台もあるので、ここを訪れる際はかならず乗っておきたいところ。
その他カフェやレストランでパノラマビューを楽しみながらの休憩も出来ます。
Donauparkbahn
https://www.liliswelt.at/portfolio/donauparkbahn/
公園内を八の字型に走るドナウパーク鉄道。
全周の所要時間は約20分、どの駅でも乗り降り自由なので、気軽に乗ってみることが出来ます。
Schönbrunn Garten
東西1.2km、南北約1kmに広がる広大なシェーンブルン敷地内の遊歩道。
1779年頃に一般公開され、宮殿とともに1996年にユネスコの世界遺産に登録されています。
宮殿・動物園・庭園や迷路など、シェーンブルンエリアはウィーン観光の中でも鉄板のスポットなので、散策は外せません。
後述で紹介する日本庭園の一つもここにあります。
面積は1600,000平方メートル。
営業時間
1月~2月 6:30~17:30
3月 午前6:30~19:00
4月 6:30~20:00
5月~7月 6:30~21:00
8月~9月 6:30~20:00
10月 6:30~19:00
11月~12月 6:30~17:30
入場料が必要な温室・庭園は営業時間が異なるので注意。
Belvedere Garten
ウィーン観光の定番スポットでもあるベルヴェデーレ宮殿周辺のバロック様式の庭園。
庭園全体に散りばめられた神話的な彫刻や噴水、ウィーン中心部の有名な遠近法を描いた「canaletto blick」の景色など、庭園だけでも散策しがいのあるエリアです。
営業時間
3月 7:00~19:00
4月 6:30~20:00
5月~7月 6:30~21:00
8月~9月 6:30~20:00
10月 6:30~19:00
11月~2月 7:00~17:30
ウィーンにある日本庭園
ウィーンにはクラシックな西洋の庭園だけではなく東洋、特に日本の伝統的なスタイルの庭園もあるんです。
Setagaya Park(世田谷公園)
https://www.wien.gv.at/freizeit/setagayapark
Döbling(デブリング)と東京都世田谷区が友好関係と文化協定を結んでいることから1990年代初頭に設計された世田谷公園。
面積は4,700平方メートル。
営業時間
3月 7:00~18:00
4月 7:00~20:00
5月~8月 7:00~21:00
9月 7:00~20:00
10月 7:00~19:00
11月~2月 7:00~17:00
12月1日~2月28日は閉鎖。
犬の同伴は禁止。
Fuchupark(府中公園)
https://www.wien.gv.at/freizeit/fuchupark
Hernals(ヘルナルス)地区と東京都府中市のパートナーシップ30周年を記念して命名された緑地公園。
Kurpark Oberlaa(高崎庭園)
https://www.wien.gv.at/freizeit/fuchupark
オーバーラー温泉公園の中心部に位置する日本庭園。
Tora-San-Park(寅さん公園)
https://www.wien.gv.at/freizeit/tora-san-park
映画「男はつらいよ」シリーズでウィーンが舞台となったことから、2009年に映画公開20周年を記念し開園した日本庭園。
公園での過ごし方は人それぞれ
ダイエットや健康のために体を動かすのはもちろん、本を読んだりベンチでのんびりしても良いんです。
だれも何も言いませんし視線を集めることもありません。(うるさくしていたらアレですけど…)
冒頭でもご紹介した様に、ただ過ごしたいように過ごす…それだけで心身が休まる場所はウィーンでだけではないにせよ、特別な時間の使い方なのが体験できるはず。
ウィーンで勉強やお仕事をしている人も、休暇でウィーンを訪れる人も、行ったことがなければぜひ一度足を運んでみて下さい。

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